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サイバーエージェントという会社

2016.11.22 15:35

本日、人事面談を終え、6年半勤めたサイバーエージェントでの最終出社日が決まりました。


まだ実感が沸きませんが、、、

このタイミングなのでリアルタイムの自分の心境を綴っておこうと思います。



そもそもちょっと遡って学生時代を考えると、何をやりたいかも分からないような人間でした。


いざ就活となっても何から手を付けたらよいやら。。。

最初は全然進め方が分からず。。


ただ、それまでの人生を通してワクワクしたことをノートに書き出してみると、なんとなく方向性は見えてきました。


そこからは圧倒的な量で稼ごうと、とにかく人に会う毎日。


僕の就活時代の考え方として、とにかくシンプルに、

『その仕事に関わっている人に会って会話して、自分もテンション上がるかどうか』

を会社選びの基準にしていた気がします。


超シンプル。。

頭そんな良くないので、ハートに訴えかけるものがあるかどうかって言う基準。。


そんで、僕は就活は超大事な時期だと考えていたので、春から(周りは夏~秋くらいが普通?)取り組んでいました。

(実際はただ留年してリセットされただけなんですが。。笑)


のちのち就活の佳境に入って、「あそこをもっとちゃんと見ておけば」と後悔しないよう、全ての業種に会うくらいの気持ちで、最初はむしろ『自分が興味の無い分野』からアタッていきました。


で、実際に会ってやっぱりテンションが上がらないので自分の中でペケを付ける(失礼すぎる。。。)


消去法ですね。


でも、そうすると、どんどん元から行きたいと思っていた業種に近づいて行き、輪が狭まっていきます。


自分の中でも、ペケを付けた比較対象があるから「やっぱりこっちの方がやりたかったコトなんだ」って自信が持てるんですね。


あとは、自然とワクワクする人たち・共感できるステキな社員に出会う事が出来るようになっていき、自分の中でもどんどんテンションが上って、そこからの就活は楽しくて仕方がなかった気がします。



そうしているうちに見つかった軸は3つ。


①インターネット


僕らの時代にはmixiが全盛期でしたが、SNSの台頭によってインターネットの素晴らしさを知りました。


今まで出会ったことも、これから出会う可能性がほぼゼロの人も含め、すべての人が繋がり合える可能性を秘めている。


それがインターネットの仮想世界だと思います。


けっきょく僕は人と出会い、自分の中の新しい世界が広がるというコトにどうしようもなくワクワクしてしまう人間なのだと思います。


脱線しますが、R社の「まだここにない出会い」というCMが好きです。

素敵なキャッチコピーだと思います。


②ベンチャー


とにかく挑戦して自分を試してみたかった。


ガムシャラに死ぬほど働きたかった(※決してブラックという意味ではなく)


社員が活き活きとしていて、本当に自分のしていることに自信を持っている。


若手から活躍できる・裁量権が大きい。


そんな会社の社員の方と話している時、僕は死ぬほどテンションが上がっていたと思います。


③けっきょく色々やりたかったし、絞りたくなかった


とにかく色々なことを知りたかったし、色々な価値観を持った人と出会いたかった。


一つのものに縛られるようなメーカーとかは決して行きたくなかった。

(あくまでも僕個人のガキの発想でしたから、今でこそメーカー様の素晴らしさは理解しているつもりでございます。。)



なので、最終的には、

広告・コンサル・商社・マスコミなどの業種に絞られていきました。



そんなこんなで、すべての条件が感動的なまでに合致した会社がサイバーエージェントでした。


とにかく学生の僕にはキラキラ眩しく見えて、入りたくて入りたくて仕方がなかった。

だから、曽山さん面談で入社が決まった時は死ぬほど嬉しかった事を覚えています。



入社してからのサイバーエージェントも本当にクソほどいい会社でした。


今の今まで退職するつもりなんて無かったですし、周りの人達が転職したり起業して離れていくのが当時は理解できませんでした。


今ではそんな気持ちが何となく、ほんのちょっぴり分かる気がします。

(ちょっと僕の場合はアフリカ行きなので周りと違う気がしますが。。)




とにかく色々なことを学び、成長させてもらった会社です。


後付のような気もしますが、

思えばアフリカ行きの行動も、全てはサイバーエージェントで学んだ事が息づいている気がします。


(退職を決めて)退路を断って

(渡航までの)スケジュールを先に決めてしまって逆算して動き

(退職・アフリカ行きという)バカげてる事でもまずは周りに宣言し

(色んな批判や迷いを抱きながらも)前を向いて走りながら考える




また、サイバーエージェントにはmaximsという行動規範があります。


ちょっと歴史が古いものですが、僕ら2010年入社組あたりはドンピシャ世代かと。


▼maxims

https://www.cyberagent.co.jp/files/topics/3995_ext_10_0.pdf


その中でも、特に自分の価値観というか、考え方に影響を与えていることが2つ。


【行動者のほうが、カッコイイ。】


評論家ではなく、全力で必死にアクションを起こしていく人間の方がカッコイイ。


アフリカについても色々と言われることもあり、やるせない気持ちになった時もあります。


でもそんなの知ったこっちゃない。自分が行きたいのだから行くだけ。

周りがなんと言おうと関係ない。


【新しい産業を、自らの手で創るという誇り。】


貧困・紛争・資源大国のイメージがあると思いますが、アフリカでは先進的なイノベーションがあちこちで起こっています。

知れば知るほど面白いんです。


アフリカに対しても同じように、「新しい市場を開拓してやるんだ」というワクワクした心境なのでしょう。




サイバーエージェントは本当に素晴らしい会社でした。

僕にはもったいない会社でした。

めっちゃくそ素敵な仲間に出会えました。


自分が胸を張ってサイバーエージェントに貢献出来たかと言うと疑問だらけですが、、

とにかくガムシャラに走り続けてきた毎日でした。


サイバーエージェントで学んだことは、たぶん一生自分の中で息づき、今後も行動して行く上での大事な指針になるはずです。




こうして書くと凄く好きな組織だったんだと改めて実感します。

また、それゆえに残り2週間半(12営業日)が苦痛で仕方ないです。


退職は自分で決めた事なので全て自分の責任ですが、昼夜問わず土日も仕事が大好きでフルコミットして来た仕事や仲間に対して、アフリカ行きを決めてからの僕はとても中途半端なモチベーションです。


これほどまでに仕事が手に付かない状態は初めてです。当たり前だけど。。


後ろめたい気持ちしかないです。MTGをしていても、もう自分は別の方向に気持ちが向いてしまっているのだと。


ただ、立つ鳥跡を濁さず、で終わりたいとはずっと思っていたので、必要とされている職務を全うして最終日まで走り抜けたいと思います。