Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

KYOSHO RC BLOG

2021年レース用FMR21V始動!!

2021.04.08 22:00

皆さんこんにちは!京商SS開発担当の浜崎です。

今回は、レース用RCボートのネタをお届けします!

先月21日まで閉鎖していた私の地元のボート練習フィールドの猿ヶ島堰ですが、

緊急事態宣言が解除されてようやく練習が出来る様になりました。

(期間中は駐車場が閉鎖されていたんです。)

このまま順調に行けば、4月18日に千葉県松戸市の江戸川河川敷でJMPBAのヒートレース地区大会が開催されます。

そのレースに向けて、今年ほとんど走らせてないレース艇をセッティングしました。

船体は京商FMR21V、エンジンと電動の2クラスに出場するため2週間の週末合計4日間に渡って調整しました。

エンジン艇を最初の土日に調整し、2台のエンジンの調子を確認。

風と波が強かったのですが、自粛期間中にエンジンのメンテをしっかり行なった甲斐あって、

特に問題もなく良く走りました。

ただ、予備エンジンの方のキャブのニードルOリングがヘタり気味だったので、早速OSさんにパーツを注文!ついでに摩耗気味だったニードルも注文して準備万端!

エンジン艇はレース前日にちょっと走らせて最終確認するだけで良さそうです。

次の週は電動FMR21Vを走らせました。

こちらは、昨年使った練習用バッテリーがほとんどダメになってしまっていたので、

昨年末から少しずつ今シーズン用のバッテリーを集めて準備しました。

全部コネクターをXT150に変えなければならないのでレースまでもう少し準備が必要です。

とりあえずテスト用にネットで買ったHRB6S3300mAhと、Gensaceの6S3700の2種類を、

それぞれ1本ずつ準備して昨年のレース用バッテリーも持っていざ猿ヶ島へ!

今回は新しいバッテリーのテストも含めてレースのセッティングを行ないます。

土曜日の午前中は落ち着いた水面でした。

まずは昨年のバッテリーで様子を見て走行・・・と思ったら・・・?

良く見たら、昨年の周回レースのセッティングのままでした。

このままでは完走できないので、すぐにヒートレース用にセッティングを変更。

左右のターンフィンとラダーブラケットのダウンスラスト角を変更していざ出走!

右には大きいターンフィンを装着。

左には少し小さめのターンフィンを装着。(ボートのレースは右回りしかないので、左側は小さめにして抵抗を減らします。)

写真真ん中のブラケットの上の方に薄いカーボン板が挟まっていて、これで船体に対してシャフトが出るスラスト角を調整します。

最初は様子見でゆっくり目に走り、問題無く走るのでこのまま速度を計測。

バッテリーを替えながら計測していきました。

結果は、

昨年のレース用HRB6S3300は79km/h。

新品のHRB6S3300は80km/h。

Gensace 6S3700は82km/h。

体感で分かるくらいの差が出てしまいました。

新品2種類のバッテリーは同じ放電レート60Cなので、容量が大きいGensaceの方がパワーが出ている様です。

走行後の電圧も若干差が有りました。

ヒートレースに使うには容量も十分です。

そして、やはり昨年のバッテリーはくたびれている様なので今年の練習用に決定です。

そして翌日、朝から強風が吹き荒れて所々白波が・・・。

昨日のままでは走れそうにないので、強風用に船体をセッティングし直します。

まずはプロペラをいつもの物より頭を押さえるオクチュラX440/3改に変更。

何が「改」かというと、オクチュラX440/3をベースにして、

いつも使っているプロップショップの4014/3のブレードから型取った治具に合う様に、

ひねって叩いて色々やって2種類のペラの中間の特性に仕上げた物です。

平水面では、このペラだと頭下げになるので抵抗が増えてしまい電流値が跳ね上がるのでレースでは使えませんが、大波や強風の時には船体が浮いて軽くなるので過電流の心配はありません。

最初は練習用バッテリーから走行。

思った通り、姿勢が安定してパワーを掛けられます。なかなか良い感じです。

ここらでレース用バッテリーを使おうかと思っていたら、

午後からさらに水面が荒れてきて440/3改ではちょっと厳しくなってきました。

仕方ないのでオリジナルのオクチュラX440/3(練習用)に変更して更に頭下げセッティングに。

そして、ブラケットに挟んだカーボン板をもう少し厚い物に変更してダウンスラストをさらに増やして走行。

走行姿勢は良く、この波の中結構パワーを掛けられました。

Gensace6S3700で昨日より少し速度アップして83km/hまで出てました!

(今日は送信機で速度チェック!)

ただし、電流値が大きかったらしく、走行後ハッチを開けたら中から少し煙りが・・・。

レースではもう少しパワーを抑えて走るので大丈夫かと思いますが、

この辺が電流的に限界の様ですので、レース当日の波の状況で今までの3種のプロペラと2種のダウンスラストセッティングを使い分ける事になりそうです。

こんな感じに集中して練習するのは久しぶりで、とても楽しい週末を過ごせました。

一日も早く安心してRCを楽しめる今まで通りの日常が戻る事を祈ります。


では。