【紹介】今年の全国コンクール銀賞受賞団体に取材してきました。[九大混声合唱団]
こんにちは、「生涯福岡人!」編集部のなかむらです。
今回は、全国大会に何度も出場している、「九混(きゅうこん)」でおなじみの九大混声合唱団(@Qkon_chorus)の練習の1日に密着し、個性あふれる面白い団員6人にインタビューしてきました!
(全国大会銀賞受賞時の全体写真)
(協力してくれた6名の団員の皆さん)
みなさん、合唱って聞くと
「敷居が高そう…」
「練習きつそう」
「堅苦しい雰囲気するよね」
そう思う人も多いですよね。
(僕もこういうイメージを持ってました)
特に「九混」のような全国大会に何度も出場しているような団体だと、一層そんなイメージを持ってしまいます。
(スパルタなんだろうなぁ…)
そんな気持ちで練習場所までやってきました。
(ピリピリしてたら怖いなぁ…)
—着いた時の練習風景—
あれ?
そこには、団員が練習場からは合唱ではなく、みんな仲良さそうに話し、動いてる姿がありました。
しかも、何の練習をしているのかわからない!
団員の人に聞いてみると、
「柔軟体操です!30分〜1時間くらいは個人ではなくグループに分かれたりとしっかり練習してます!」
なるほど…こういう基礎的な練習が歌声にそんなに影響するのか。
驚きました。
(しかも、練習前には筋トレもしてるそうです)
一番印象的だったのは、
みんな笑いながら楽しそうに練習してる!
ピリピリした感じを予想してた自分は驚きました。
でもこんな感じで全国大会に行けるのかな?
なんて思ったのですが、この練習後の練習を見てその不安は吹き飛んで行きました。
パート練習でした。
写真を見てもわかる通り、
いきなりみんなの顔つきが変わりました。
さらに全体練習では、より歌声に圧倒されてしまいました。
指揮者の人が、
「みんなこの歌詞からどんなことを想像する?」
と団員のみんなに言ってました。
それって歌を歌う上で関係あるの?
なんて合唱素人の僕は感じました。
でも、
歌詞から情景を感じ取って歌う。
↓
そのみんなの想像している情景を話し合って擦り寄せていく。
このような作業をみんなでした後と前の音色って全然違うんですよね。
っていうか、そこまで考えて歌うのか!!
九混の「合唱」に対する熱い想いと、
団体へのみんなの愛着を感じました。
そして、練習も終わりインタビュー↓
(協力者:しばさき君/いわさき君/やのさん/さかもとさん/やまうち君/だてさん)
合唱の人っていうと、お堅いなんてイメージもありますが
その真逆!
みんな和気あいあいといろんな話をしてくれました。
(九混に入るか迷っている人、特に必見!)
そんな彼らにこんな質問してみました。
Q1. そもそも合唱に興味あったの?
Q2. 九混ってどんな団体?
Q3. カラオケでの裏話
Q4. 九混あるある
さあ、いってみましょう!
Q1. そもそも皆さんは合唱に興味あったんですか?
しばさき君「全くなかったです(笑) 入ったきっかけも新歓で先輩が優しくて面白い“いい人”ばかりだったからかなぁ。」
だてさん「私ももともと合唱を考えてなかったんですが、合同コンサートで直接合唱を聞いて、自分も一緒に歌ってみたいなって思いました。」
春にある合同コンサートは、九混メンバーの入るきっかけになっている人が多いんですね。
Q2. 九混ってどんな団体ですか?
やのさん「先輩たちが面白いしみんな優しいしみんな仲良し!宅飲みとかよくするし、みんな学部がバラバラだし色んな人が集まりますね。」
しばさき君「自主練で上手くなるんじゃなくて練習に来て上手くなるんですよ。だからみんな練習が週3であるんですが来ますね」
Q3. カラオケでの裏話
いわさき君「音程はもちろん、曲の作りとかもすごく気にしちゃいます。笑」
やまうち君「僕は合唱の発声とカラオケの発声は全くの別物なので、使い分けてます笑」
Q4. 九混あるある
いわさき君「突然歌い出す笑」
さかもとさん「誰か歌い出したらみんなハモりだすよね。」
やのさん「始める時、音痴の人って実は結構いるんですよ。それが治るんですけどね。」
だてさん「合宿の次の練習が休みの時、することなくて虚しくなります笑」
やのさん「虚しくてつい部室に行っちゃうよね。しかも行ったら誰か絶対いる笑」
団員みんなの九混への愛着を感じました笑
(練習が生活の一部に溶け込んでるとみなさん言われてました。)
そんな彼らから最後にメッセージ!
「12/10(土)にアクロス福岡で演奏会があります!
15:00~開演で、一般1000円/高校生以下500円/小学生未満無料です!
当日券もあります!
合唱興味ある人はもちろん、ない人もきっと楽しめるはず!
皆様のご来場を心よりお待ちしております♪
お問い合わせは qkon.53teien@gmail.com まで!」
↓最後に演奏会での曲構成と紹介について↓
1、 復興へのエール
「勇気100%, つながり 他2曲」
耳馴染みのある曲を中心に、大分・熊本地震の被災者の方々へ、同じ九州で活動する合唱団として復興への祈りを込めて歌います。
定演当日は会場で義援金を募ります。全日本合唱連盟から九州支部に送られ、被災地での合唱活動支援に使われます。ぜひご協力ください。
2、コンクール2016
「Szép könyörgés 無伴奏混声合唱のために 「廃墟から」より 第1章 絶え間なく流れてゆく」
今年度全日本合唱コンクール全国大会出場(鳥取)を決めた二曲をお届けします。
課題曲は武勇と名誉をかけたマジャール語での祈りを。
自由曲は原民喜さんの作品より原爆をテーマにした平和への祈りをこめて歌います。全国大会で鳴り響いた2曲をもう一度。
3、Qkon Road Show!
「『ミッション:インポッシブル』のテーマ 『オズの魔法使い』よりOver the rainbow 他3曲」
映画音楽をカッコよく合唱アレンジした新たなエンターテイメント!
あのミッションインポッシブルやオズの魔法使いの劇中歌、女声のみ・男声のみの曲などもバラエティ豊かに取り揃えて披露します!ドラマあり、ダンスありで幅広い年齢層の方々や合唱を深く知らない方にも楽しめる曲です!
4、プーランク ミサ曲ト長調
「Messe en Sol majeur 」
三月にイタリア遠征を経験した今年の九混最後のステージは、フランスの作曲家・プーランクの不朽の名作です。
カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂で献歌した時に実感した神への祈りの尊さを、アクロス福岡シンフォニーホールいっぱいに表現します。
みなさんご存知の「ミッションインポッシブル」や「オズの魔法使い」の曲を始め、実際に団員がイタリアに遠征に行って磨いた「ミサ」を当日は演奏してくれるらしいです。
たまには休日に、背伸びして大人な時間を味わってみませんか?
おわり