AFRICA ROSE
先日、『AFRICA ROSE』と言う、アフリカのバラを専売しているショップの代表の方のセミナーに参加して来ました。
代表の萩生田さんには以前アフリカ起業イベントでお会いしていましたが、ちゃんとしたプレゼンをお聞きするのは初めてでした。
▼AFRICA ROSE
http://afrikarose.com/index.aspx
2012年に始めたこの事業は、当初150人の雇用からスタートし、事業拡大を経て、2016年の今では1830人にまで雇用が増えているようです。
途上国での雇用創出という意味でも素晴らしいのですが、こう言ったエシカル系にありがちな、「安かろう・悪かろう・でも可愛そうだからボランティアで買って」みたいなのが一切なく、ちゃんとクオリティが追求されている点が素敵だと思います。
また、雇用者への福利厚生も、24時間体制の病院を無料で利用できたり、昼食も無料で開放していたり、理想の形をとっているように感じました。
特にアフリカでの雇用って難しくって、すぐに逃げてしまったり、裏切られちゃったりってのもあるんですが、こうやって福利厚生面での手厚いサポートって刺さるらしいんですよね。
フェーズ論はあるものの、自立したサステナビリティを考えると、支援やボランティアではなく、やはりビジネスとしての入り方が理想と考えます。
また、AFRICA ROSEの優れた点として、ブランドイメージがナイスな戦略だと感じました。
萩生田さんご本人は特に意識されていないようですが、結果論として、イメージにもマッチしてますし、花卉産業に対する熱意や文化形成の話などは理想的な組み合わせな気がします。
ただ、プレゼンの最後にQ&Aで質問されていた方もいたけれど、まさに広めていくための広報・広告的なマーケティング要素が足りない印象でした。
こんな素晴らしい活動が認知されていないのってもったいない。
もっと色んな人が知れる機会があればいいのに。。
逆にココは自分の中でチャンスだとも思ってるんですけどね。
今やっている業務がまさにドンピシャですし、他の方に聞いても大体そのマーケティング的な領域はおざなりになってしまっているようですので。
少し本件とは話が逸れますが、タイムリーに産経Bizでもアフリカの花卉産業に関するニュースが流れていました。
▼芽吹くエチオピア花卉 輸出アフリカ2位 首位ケニア超す投資流入
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/161121/mcb1611210500001-n1.htm
花卉産業においてはケニアがバラ生産量1位だった時もあるようで、市場の大きさに驚きました。
ただ、多くはヨーロッパへの輸出という事で、日本へは数%程度とのこと。
まだまだ日本の男性がバラを贈る文化は根付いていないようですね。
恥ずかしいんでしょうね。。笑