道島塾長の”VIVA! 80's” -vol.48- /アル・ジャロウ・ワークス
道島です。大変ご無沙汰でございます。『アル・ジャロウ・ワークス』が遂に発売となりました。2年前に『トミー・リピューマ・ワークス』をリリースした際に、収録アーティストそれぞれにスピンオフできたらよいなと考えておりましたが、アル・ジャロウで実現いたしました。今回も、アーティスト・サイドのバックアップを完全に受けることが出来、廃盤となっていた貴重なライヴ映像『テンダネス』を初DVD化することができました。
これをきっかけとして、中田利樹さんにCD部分の選曲をいただき、ヒット曲集をディスク1に、ライヴやレア音源をディスク2に収録し、まさに『アル・ジャロウ・ワークス』の名にふさわしい作品が出来たと思います。アルのデビュー時のツアー・マネージャーだった、ジェリー・レヴィンさんが、序文と貴重な写真を提供してくれました。この文がまた泣かせます。朝にはディスク1、午後にはディスク2、夜はお酒でも飲みながら、ディスク3のDVDと、一日の時間帯にあわせて、楽しめるようにもなっております。
CD部分はデジタルでも配信となっておりますので、デジタルでもどうぞ。
なかなか世の中、コロナが収まらず、大変ですが、アルの音楽は今聞くと、本当に勇気づけられます。躍動感のあるヴォーカルが、音楽の楽しさ、喜びを届けてくれます。まさにアルの音楽こそ、今多くの皆さんに聴いていただきたいです。
そして、DVD収録のスタジオ・ライヴは、音楽監督はマーカス・ミラーが務めていて、アルをはじめ、ジョー・サンプル、エリック・ゲイルなど、今は亡き名プレイヤー達、さらに、スティーヴ・ガッド、ニール・ラーセン、デイヴィッド・サンボーンなど、凄いメンバーの競演が楽しめます。特に個人的にはジョー・サンプルは超絶なピアノ・ソロにしびれました。すでにこのDVD,私は何度見たか、わかりません。インタビューの中でアルは「この作品は自分のキャリアのハイライトになるだろう」と語っていて、ライヴを見ていても、アルの充実した気持ちが、彼の表情から伝わってきます。来週、このDVDから、もう一曲「ユア・ソング」をYouTubeに公開しようと思っておりますので、お楽しみに。この曲はアルのヴァーカルはもちろん、エリック・ゲイルのギターが本当に泣かせる1曲です。