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自分を信じてあげよう

2016.11.24 15:05

人は時として、勝手に自分の限界を感じ、自ら挑戦を諦める時があります。これを考える時に「鎖につながれたゾウ」という興味深い寓話があります。


あるところに、小さな杭につながれているゾウがいました。


ゾウの力があれば、杭を引き抜いて抜け出すことができます。


ですが、ゾウは逃げようとしません。


なぜか。このゾウは子ゾウのときから、鎖でつながれていました。小さな子ゾウの力では、杭を引き抜くことはできません。何度も試みますが、どうしても杭は動かない。そのうちに「杭をはずすことは絶対にできない」とあきらめてしまいます。


そして、二度と、杭を引き抜こうとは思えなくなった。


「できない。無理だ」


大きく成長した今なら、簡単に引き抜くことができるのに、そう思い込んでしまっていたのです。この寓話は、思い込みが限界を決めていることを示唆しています。私たちも、このゾウと同じ状況かもしれません。限界の檻から抜け出す力を持っているのに、いつの間にか「自分にはできない」と思い込んで、可能性を狭めていないだろうか。


私たちは、たくさんの思い込みを抱えています。そして、その思い込みが自分の言動や行動範囲を制限してしまい、限界の檻をつくっています。


では、どうして私たちは、間違った思い込みにしばられてしまうのか。どうして私たちは、これ以上できないと自分の限界を決めつけてしまうのか。


自分の思い込みには、自分ではなかなか気づきにくいものです。自分がどんな思い込みを抱えているのかを見極めることは、限界の檻から出るヒントになるかもしれません。