【わたしの光と闇・２】～ふたりが向き合ったとき・前編～

坊が寝た後

わたしはゲームをしていた若旦那君に声をかけ

一緒に横になるよう言った

若旦那君はそばにきて横になったけど

今度はiPhoneでゲームを始めてしまい

わたしとは話をしたくないオーラを放っていた

だからわたしもしばらく放っておいた

１時間ほどして

わたしは自分の気持ちを彼に話し始めた

若旦那君がスピ的な事を信じないのは知ってる

わたしも他人のスピは興味無いよ

スピリチュアルは人それぞれが

自分(心)の中にあるもので

他人のスピリチュアルを真似しても

それは自分の物では無いと思うから

だけどわたしは本当に感じたの

わたし自身に起きた事を

拒絶するのはやめて欲しいんだ

もしかするとWe Are The Worldを

聴き過ぎたのかも知れない

それで

マイケルのポジティブやネガティブな意識が

伝わっちゃったのかも知れない

どうしてマイケルが話すのか

わたしだってわかんないよ、でも・・

若旦那君がどんなに拒絶しようと

わたしは自分を否定するなんて

出来ない

だからわたしを否定しないで欲しいんだ

だって若旦那君に否定されたら

わたしはわたしを信じられなくなるんだよ

じゃぁ自分を信じられなくて

いったい誰を信じられるの？

人間には第六感があるんだよ

なにか直感で感じ取ったり

閃きがあったり・・・

女は感性で感じ取るから

直感ですぐ男の浮気に

気が付いたりするでしょ？

あれは女の感性なの

わたしはほとんど感性で生きてきたから

そういうのはすごく大事にしてるよ

その話はそう言えば

まだ知り合って間もない頃

ふたりで延々とこんな話したよね？

『うんした・・覚えてるよ

チョコは感性で生きてるって言って

俺は思考で生きてるって言って・・』

その時ふたりでお互いを

すごいね～自分には出来ないって

言い合った事が過去にあった

そしてわたしはこう言った

若旦那君の思考は

いつだって完璧だよ

あ～やっぱり若旦那君の言った通りだったって

いつも思うもん

でも若旦那君だってすごく繊細で

女性的な感性持ってるじゃん

若旦那君はもっと

自分の直感や感性を大事にした方がいいよ

自分の心の声を無視するなんて

自分に一番に失礼な事だよ・・・

しばらく若旦那君は考えていた

しばらく考え込んでいた若旦那君が

ポツリと言った

『確かに感性は大事かも

そう言えばおれ仕事の時に

何度も思った事あった

違和感があって気になったのに

忙しくて放置したら

後からもっと面倒な事になった事が

何度もあって・・・

おれその時直感って大事だなって思ったんだ』

ほらそうでしょ

エンジェルナンバーの話したでしょ？

わたし達にはいつもそばに天使が居て

いろんな事を気付かせてくれるんだよ

だからそれを無視しちゃいけないの

マイケルの事もそうだよ

なぜかマイケルの言葉が

頭にポンと出てくるの

言葉や映像や文字が

急に頭に浮かぶの

でそれを理解すると

涙が出るんだ

わかんないけどすぐ泣いちゃうんだ

それと一緒に

愛と優しさも伝わるから

心が震えて・・・泣いちゃうんだ・・・

さっきもわたしに

自分を愛せるようになって良かったねって

伝えてきたんだよ・・・泣

次回に続きます。