近隣市の給食の方式 〜相模原市、このままでは「ポツンとデリ弁」に?!〜
相模原市で開かれている「学校給食あり方検討会」の会議結果を見て、そのスケジュールののんびりさ、子どもたちや学校教育に対する思いの無さにげんなりしています。
「愛川町は昨年度親子方式開始、町田市も方式変更へ舵を切ってる。周りの自治体がどんどん温かい給食を導入していく中で、相模原だけポツンと冷たい給食を続ける自治体になってしまうのでは?」
と不安になり、気になったので、相模原市に隣接する自治体の中学校給食の方式を調べてみました。
- 厚木市 センター
- 座間市 デリバリー
- 大和市 センター
- 愛川町 親子
- 清川村 センター
- 山北町 自校
- 町田市 デリバリー (方式変更協議中)
- 八王子市 一部デリバリー(センター建設中)
- 檜原村 センター
- 上野原市 センター(?)
- 道志村 センター
※センター、親子、自校=全員喫食の温かい小学校と同じような給食
※方式について詳しくはこちらの記事をご覧ください→給食の方式について
相模原市がこんなに多くの自治体と隣接していることに驚いてしまいましたが、実に11の自治体のうち、8つの自治体ですでに全員喫食の温かい給食が実施されていることがわかりました。(相模原市もセンター方式と親子方式実施校はありますが…)
現在はデリバリー方式を採用している町田市は昨年度、市長が方式変更に大きく舵を切ることを議会答弁で発表。すでにセンター方式で実施するための具体的な協議に入っています。
八王子市は現在、センター・親子・デリバリーが混在していますが、デリバリー校をセンター方式に変更するために、現在センター建設中です。
残された座間市は…
2020年の選挙で当選した佐藤市長の政策には
『温かくて、美味しい中学校給食の実施へ』
と記されていますが、市議会の会議録で見る限り、まだ実現への道筋は立っていないようです。
2019年就任の相模原市長と、2020年就任の座間市長。どちらが先に公約を実現することになるのでしょうか。
さて、想像してみてください。
あなたが小さいお子さんをお持ちの保護者で、他県から相模原周辺に引っ越してくることになったら…
相模原市や座間市で子育てをしたいと思いますか?
もちろん、給食だけで決めることはないと思いますが、今や不動産情報にも小中学校の給食情報が掲載されています。
つまり、住まいを決める時に考慮する対象となっているということ。
選ばれるまちに必要な条件(給食がないことを選ぶ条件にする方もいるかとは思いますが)として、「温かく豊かな給食」って、大事な要素であると思います。
「誰ひとり取り残さない」が理念のSDGsを公約の中心に掲げておきながら、市自体が周りに取り残されているなんてことになったら、シビックプライドも何もあったもんじゃありません。
全員喫食の温かい中学校給食の実施を早急に進めるべきだと思いませんか?
余談ですが、Twitterで駅ごとに「まん防・まん防じゃない」を示したツイートが話題になっています。
これ、給食バージョンでも作れるな…と、密かに思っています😏