スポーツ×非認知能力
人生100年時代ですか。
長いですね~。
長い人生において心の状態を健全に保ちながら生活することが、どれだけ大切で、どれだけ簡単ではないか、既に一歩・二歩進んでいる皆様方なら容易に想像がつくところかと思います。
そんなことから、我が家ではスポーツを通じて子供たちの非認知能力と言われる下記の能力を少し意識して育めたらと思って生活しています。
そして将来的にはこれらを育むことを意識したサッカーチームを運営したいと思っております。
なぜサッカーなのか?
それは単純にサッカー人口が多く、多くの子供たちの意識が変われば明るい社会が見えてくるからです。
監督兼GMは我が息子。
私があなたへ伝えたように、あなたが将来の子供たちとサッカーを楽しんで欲しいと思っています。
長~い人生の前に、長~いブログをご覧頂ければ幸いです。
①創造力
②発想力
③自信
④決断力
⑤忍耐力
⑥自制心
⑦やり抜く力
⑧対処能力
⑨精神的安定性
⑩コミュニケーション能力
これを、息子が熱中しているサッカーに溶け込ませています。
①創造力と②発想力 はゲームを組み立てる際の戦略や、相手ゴールに辿り着くまでの配球や道筋をイメージすること、相手が嫌がるパス、相手が嫌がるスペースへの飛び出し、味方が取りやすいパス、味方が最も時間をかけずにゴールへ向かえる場所へのアシストなどクリエイティビティがサッカーには詰め込まれています。
また、自分の体はどのように動かせるのか、このカラダはドコまで無理が利くのか、そして自分の可能性はドコまで通じているのかを本人が考えることも、想像力 ➡ 創造力です。
③自信 は自己肯定感から成り立つ部分も多いですが、自信を得る前には必ず「何かをやってみる」ということが必ず起きているはずなので、それを行うための動機として「興味」や「関心」や「安心」が必ずあるはずです。
お子様が楽しいと思えることから始めて自信の種を蒔きましょう。
「安心」は周囲から受け入れられていると精神的に感じたり、親が不要な𠮟り付けをしないことで、子供たちは落ち着いた環境だと認識してくれます。
初歩的なリフティングやパスができたら、褒めてあげましょう。
またサッカーノートを作り、過去よりも成長している様子が自他ともに確認できるようにしましょう。
練習のための練習はせず、強調したいテクニックを少数に絞り、毎回コンセプトを持って試合に挑むことで、訓練が成果になるというサイクルを実体験として印象付け、その他者からのアドバンテージを餌(快楽)に、どんどん練習が好きになります。
楽しい練習が、練習量を生み、練習量が自信を育みます。
④決断力 は物事の判断を強いられたとき、後悔の無いベターな選択ができたり、時にそれを瞬時に選ぶ力です。
日常の細かい判断から重要な決断まで様々ですが、自分で考えて判断する習慣を見守り、また最悪の結末を親が想定し、大きな事故や事件にならないようにセーフティーネットを用意しておきます。
決断に多少の誤差があったとしても、スピードが功を奏することもありますので、あの時の自分の判断を肯定できる後処理(これで良かった、という Positive thinking)も大切ですね。
ベストを選べなくても「これで良かった」と肯定できるようになることが本来の目的であり、実際のベストとは実に曖昧で主観的なものに過ぎません。
⑤忍耐力 は中長期的にかかるストレスとの向き合い方を学ぶ中で磨かれます。
今すぐ合否・賛否・良し悪し・決着がつかない事柄であっても、明るい見通しを立てるように自分に語りかけます。
練習の努力がすぐに反映されなくても、そこは忍耐です。
仮に挫折を経験したとしてもレジリエンス(逆境力:復元力←物理学用語)があれば元へ戻ろうとする力が生まれ、また元気を取り戻します。
潰された経験は、そうではない人よりも確実に強いメンタルを作ります。
割れない程度に風船に圧をかけることで皮が柔軟になりますが、割れそうな限界域を親が熟知しておく必要があり、それを知ったうえで可愛い子に旅をさせます。
これも渦中をやり過ごすためには「Positive thinking」が不可欠です。
実は大人たちのメンタル調査などでも「達成意欲:物事をやり遂げようとする力」が成功の51%を担っているという統計もあります。
「諦めない心」はまさにスポーツの現場に落ちています。
そして、この「無理を利かせる」中で必要なのが、それを上回る楽しさが在ることです!
⑥自制心 は4歳頃からチェックする方法がありますが、その前には満たされた事実があると良いとされています。
自尊心を持つことで自制心を育みやすくなり、やがてその自制心は「やらなければいけないことをヤル」という根気に繋がり、学習に向き合う際の大きな特徴の一つとなります。
「少しの間 我慢する」「ご褒美を遅延させられる」「他人を優先させられる」「甘い快楽から目を反らせる」ことができるようになります。
一定期間の努力や、翌日に控えた練習のために早く寝るなど、子供たちの自制心を育む際には、虜になるスポーツを活用して規則正しい生活習慣(睡眠・食事)を定着させてあげると良いですね。
⑦やり抜く力 は ⑤の忍耐力とも一緒に発揮される資質です。
目標を達成するためには、ある一定期間の実らない時間を過ごすことが時にあります。
その際に大人たちは結果ではなく過程を褒めてあげるようにしましょう。
「ゴールを決めたから凄い!」という褒め方と同時に「練習してきたシュートの精度が上がってきたから良いところに蹴れたね!」というように。
実際に我が家では試合が終わった日の夜に、撮影した動画を一時停止し、こんな会話が展開されています。
(1) ボールをもらう前に、ちゃんと周囲を見て敵が来ていないことを良く判断してたね。
(2)ファーストタッチで前に抜け出るココの部分、練習した形がバッチリ出てたね!
・・・数秒間ハグをする。
結果 ばかり を褒めると、結果の出やすいことばかりを探して褒められるように行動をしてしまいますので、過程 も 褒めてあげるようにし、子供のうちだけは過程に美徳感を少しだけ持たせてあげることで「やり抜く」という時間が生まれます。
この「やり抜く」という時間量つまり練習量の中には、集中やコツを掴むための思考を巡らせる大切な要素が含まれているため、大人のように結果主義の考え方を少し置いておくようにしましょう。
⑧対処能力 は対処というだけに平坦で平凡でトラブルのない日々の中では磨かれません。
それは何もしていない、チャレンジをしていない、誰かと意見を戦わせていない、つまりは自分の意見や意志を持って行動していないこととイコールになってしまいます。
自分の意志(意思)を持ち、行動を起こし、仮に上手くいかなかった場合でも「あの時の自分はこのような判断で動いた」という説明が成せるようにしましょう。
低学年のうちは意思というよりも受動的に受け取るトラブルが大半だと思いますが、状況変化の目まぐるしい現代や、刻一刻とシーンが変わるスポーツでは、この「変化」に対応する能力や、ミスをミスでは無くす能力(修正力)が求められます。
多くのスポーツでは、自分が準備したテクニックやフェイントを能動的に発揮する準備をしても、いざ試合となれば思った通りにはならない「相手」が嫌な動きをし、受動的なストレスや状況変化を強いられるため、全ては相手の出方によって打つ手を変える必要があるという常を学ぶようになります。
「自分が何をしたいか」というテーマと同時に「今何が求められているか」という視点で動ける大人の第一歩です。
⑨精神安定能性 こちらは お日様にあたることでセロトニンの分泌量も増えるので、うつ病の回避などにも寄与すると考えられます。
精神が安定するなど そもそ子供には有り得ませんが、気持ちが常に落ち着かず他人を傷つけてしまったり、あたってしまったり、親切になれなかったり、しばし着席ということが苦手な子もいます。
それこそ、体をしっかりと動かしてエネルギーを発散することが大切ですね。
一つの領域で得意なことを作り出すことで、別の部分では他人の良いところを素直に称賛できるように見守りたいですね。
しっかり疲れたら早く寝ます!
⑩コミュニケーション能力 これ大事ですね。
上達をして選抜チームに加入すると、初めて出会う人とコミュニケーションをとって、即 他県の県選抜と戦うということもあります。
自分が得意とすることの発信、相手が得意とすることの受信、コンセプトの共有など中学生にもなれば可能ですが3~10歳ころにもお友達を作り、一緒に遊ぶ際のスキルとして不可欠です。
コミュニケーション能力は、、、
① お話のスキルだけではなく
② 他人の主張を聞き入れる態度やスタンスだけでなく
③ もっともっと前の段階として話をかけやすそうな人柄がにじみ出ていること
が大切です。
話しかけづらそうな人は損してる( ;∀;)
①~⑨(非認知能力)が、ある程度定着していると、自ずと日頃から表情が穏やかであり、他者から見て「受け入れてくれそう」という印象を持ってもらえるかと思います。
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いかがでしょうか?
皆さんも、子育てではなく自分自身の社会生活とも照らし合わせて、この非認知能力を整えてみてください。
今から何かはじめようとお考えの方はピラティスを。
そしてお子様に何か始めさせようとお考えの方はキッズコーディネーションをお勧めいたします。