神との対話 ③
http://gouttuo.web.fc2.com/sub715.html 【神との対話②】 ニール・ドナルド・ウォルシュ 吉田利子訳 サンマーク出版 より
第1章
第一に、あなたはそれをしらなければならない。
第二に、受け入れなければならない。
第三に、ほめたたえなければならない。
第四に、愛さなければならない。
第五に、それをわがものとし、自分の意志だと言わなければならない。
1-1 わたしの意志があなたの意志になるためには、第一に、あなたはそれをしらなければならない。第二に、受け入れなければならない。第三に、ほめたたえなければならない。第四に、愛さなければならない。第五に、それをわがものとし、自分の意志だと言わなければならない。
第2章
自分にとって何が「最善」かを考えていると、選択が慎重になる。
すると、いつまでも決断できないまま、期待という海に向って船出することになる。
気をつけないと、あなたは期待の海で溺れてしまう。
2-1 あなたが何か「決意」すると、宇宙に動きが生じる。あなたの理解を超えた力、あなたが想像するよりも、はるかに微妙で複雑な力がプロセスに介入し、あなたがようやく理解しはじめたばかりの込み入った力学がはたらく。相互に作用して生命という存在全体をつくり上げるエネルギーがある。あなたの決意が生む力もプロセスも、その精緻な網に目の一部なのだ。つまりそれがわたしだ。
2-2 心を定め、目的を絞ったほうが言い。それが現実になるまでは、気持ちをそらさないことだ。焦点を定めておきなさい。気持ちを集中させなさい。
それが「専心」ということだよ。何かを選ぶなら、全力をあげて心から選びなさい。いいかげんな気持ちではいけない。選び続けなさい。前進しつづけなさい。決意をもちつづけなさい。
2-3 人生のすべては、自分の表現であるべきだ。事実、人生とはそういうものだ。いきあたりばったりの表現にしておくか、自分が選択する表現にするか、それはあなたが決めればいい。
2-4 魂は創造し、理性は反応する。「この瞬間」の体験とは、あなたが何もいしきしないうちに、神からおくられてきたものであることを、魂の智恵はしっている。
2-5 魂は、誤った考え方を癒し、「ほんとうの自分」を正しく体験するための完璧な環境、完璧な状況を本能的に求める。魂はあなたを神のもとへ戻そう、わたしの内へ戻そうとしたがる。
2-6 魂は自分を体験的に知りたがる。自分を体験的に知ることを通じて、私を知ろうとする。魂はあなたと私が一体だということを知っているからだ。たとえ、理性がこの真実を否定し、身体が理性に指図されて行動しても、魂は真実を知っている。だから、大きな決断をするとき、理性の外に出なさい。魂の探求をしなさい。理性の思いも及ばないことを知っている。
2-7 自分にとって何が「最善」かと考えていると、選択が慎重になり、いつまでも決断できず、あなたは期待という海に向かって船出することになる。気をつけていないと、期待の海で溺れてしまう。
2-8 魂はあなたの感情に語りかける。だから、自分の感情に耳をすましてごらん。
感情に従うこと。感情を大切にすること。
2-9 魂に耳を傾ければ、自分にとって何が「最善」かすぐにわかる。あなたにとっての最善とは、あなたにとっての真実だから。真実にもとづいて行動すれば、早く進める。「過去の真実」での体験に反応するのでなく、「現実の真実」をもとに経験を創り出せば、「新しい自分」ができる。
2-10 真実を知りなさい。真実はあなたを自由にする。だが、真実を知ったら、理性に振り回されないことだ。理性は、何が「最善」かおしはかろうとする。それはやめなさい!「正気に戻る」と言うのは自分のほんとうの感情に戻ることであって、思考にもどることではない。思考はただの思考にすぎない。理性がつくり上げたものだ。理性が「でっちあげた」ものだ。
感情は魂の言葉だ。そして、魂こそがあなたの真実だ。
2-11 感情は否定的でもない。シンプルな真実にすぎない。その真実をどう表現するか、それが問題なのだ。真実を愛で表現すれば、否定的、破壊的な結果になることはほとんどない。そんなことになるとしたら、誰かがあなたの真実を否定的、破壊的な方法で表現したからだよ。
2-12 自分の感情を表現しないほうがいいことなど、ほとんどないだろうね。だが人間はたいてい、不愉快なことにぶつかったらどうしようと不安だから、真実を感情を表現しない。不愉快なことにぶつかったらどうしようと不安だから、真実を隠している。
2-13 ある感情はのんもの、魂から生まれた感情だし、ある感情はまがい物、理性がつくり上げたものだ。
2-14 ひととして挑戦すべき最大の課題は「いまここで、あるがままに」ということだ。ものごとをでっちあげないこと!現在(つまりあなたが考えるより先に、前もって<pre>送られた<sent>時)についてのかんがえをつくりあげるのをやめなさい。ただ、いま、その時に身をまかせなさい。
2-15 それぞれの瞬間をきよらかに、前もって考えたりせずに迎えれば、あなたは過去の自分を再現するのではなく、自分をそうぞうすることができる。
人生は創造のプロセスだ。ところがあなたは再現のプロセスのように生きている。
第3章
「腐ったリンゴ」などというものはない。あるのは、あなたの考え方とはちがう
考え方をする人、違う世界のモデルをつくりあげているひとだけだ。
どんな者でも、自分なりの世界モデルにてらせば、何も間違ったことはしていない。
3-1 おっしゃったことを復習すると、こういうことですね。
①人生はつねに続く創造のプロセスである。
②すべてのマスターの秘訣は、気を変えないこと。つねに、同じことを選択すること。
③「もうだめだ」、なんて思ってはいけない。
④わたしたちは考え、感じ、口にすることによって何かを「呼び出す」
⑤人生は創造と再創造のプロセスである。
⑥魂は「創造」し、理性は「反応」する。
⑦魂は、理性には思いも及ばないことを理解する。
⑧自分にとって何が「最善」(どうすれば得るものが最も多く、失うものが最も少なく、欲しいものが手にはいるか)を考えるのはやめ、自分らしいと感じることをする。
⑨自分の感情が自分の真実。自分にとっての最善とは、自分にとっての真実だ。
⑩思考と感情は「ちがう」。思考は、感じる「べきだ」という考えにすぎない。思考と感情が混同されると、真実はくもって、失われる。
⑪感情に立ち戻るには、「理性の外」に出て、「感覚の内」に戻る。
⑫真実を知ったら、それを「生きる」。
⑬否定的な感情は、真の感情でない。自分や他者の過去の体験にもとづく考えである。
⑭過去の体験は真実の指標にならない。純粋な真実は、今ここで創造されるのであって、過去の再現でない。
⑮すべてに対する反応を変え、現実(つまり、前もって送られた-pre-sent-時、それについて考えるより以前から、送られている時)に身をゆだねること。言い換えれば、過去でも未来でもなく、いま、ここにいることが大切だ。
⑯過去と未来は、考えのなかにだけ存在する。前もって送られている現在が、唯一の現実だ。だから、そこに「とどまりなさい!」。
⑰求めよ。そうすれば見いだせる。
⑱神-神性-真実と呼ばれるのに必要なことなら、何でもしなさい。習慣や祈りや儀式、瞑想、読書、執筆、「存在のすべて」とふれあうために「役立つことなら何でも」やめずに続けなさい。
3-2 「腐ったリンゴ」などというものはない。あるのは、あなたの考え方とはちがう
考え方をする人、違う世界のモデルをつくりあげているひとだけだ。
どんな者でも、自分なりの世界モデルにてらせば、何も間違ったことはしていない。
3-3 「正邪」に対する人の考え方は、文化によって、時代によって、宗教によって、地域によって、・・・それどころか家庭によって、ひとりひとりの個人によって・・・いくらでも変わるし、変わってきたと言えばいい。
第4章
誰も、偶然にあなたのもとへやってくるのではない。偶然などということはない。
人生とは機会の産物だ。出来事も、あなた自身の目的のために、あなたが引き寄せている。
全地球的な経験や展開は、グループ全体の選択や欲望の結果として、引き寄せられてくる。
4-1 第3章でおっしゃったことを要約してみましょうか。
①いまこの時間において、はかに時間はなく、いまこの時をおいて、はかに時はない。
②時間は連続しているものでない。「上がったり、下がったり」するパラダイムの中に存在する、相対性のひとつの面である。「時」や、「出来事」は重なり合っていて、同じ「時間」に起こっている。
③わたしたちは、この時間--非時間--すべての時間という領域で、あちこちの現実をつねに旅している。普通、旅の眠りの中で行われる。デジャヴュは、旅を感じるひとつの方法である。
④わたしたちが「存在しない」時間は、これまでも、これからもない。
⑤魂の「年齢」とは、時間の長さでなく、認識のレベルを指す。
⑥悪はない。
⑦わたしたちは、あるがままで完璧である。
⑧「間違い」とは相対的な経験にもとづいた、精神の概念化によってできあがったものである。
⑨わたしたちは進むにしたがってルールをつくり、現実に合わせて変更している。それでまったくかまわない。わたしたちが成長する存在であるなら、そうあるべきだからだ。
⑩ヒットラーは地獄へはいかなかった(!)
⑪起こることはすべて、ひとつ残らず神の意志である。台風や竜巻、地震だけでなく、ヒトラーさえも同じだ。それを理解するには、すべての出来事の背後にある目的を知ればいい。
⑫死後の懲罰は無い。すべての結果は相対的な経験のなかにあり、絶対の領域にはそんざいしない。
⑬人間がつくり出した神学は、存在しない狂気の神を説明しようという、狂気の試みである。
⑭仮に神学の筋を通そうとすれば、神には筋が通っていないと認めなければならない。
第5章
いまという時を浪費しないことだ。人生の神秘を解き明かそうとして、
いまという現実をむだにしてはいけない。神秘が隠されているのには、理由がある。
現実という時を、最高の目的nために、ほんとうの自分の創造のために使いなさい。
5-1 時間というものはない。すべては同時に存在する。すべての出来事は同時に起こる。
5-2 時間は止まっている。そしてあなたも止まると、人生の決定的瞬間を経験する。
5-3 アインシュタインは、動いているのが「時」ではなく一定率で場を移動している自分自身であるなら、時間を「変える」には物と物との場を変更するか、移動する速度を変更すればいい、ということを理論化した。これは一般相対性理論と呼ばれ、時間と空間の関係を理解するのに大いに役立っている。
5-4 かつて起こったことはすべて、そしてこれから起こることもすべて、いま、起こっている。それを観察できるかどうかは、要するにあなたの視点、つまり「場のなかの位置」に左右される。
あなたがわたしの場にいれば、たったいま、すべてを見通すことができるだろう!
5-5 非物理的なもの(思考や魂)は、理論的には信じがたい速度で移動することができる。それが夢や体外離脱、超能力的な経験というものだ。
5-6 あなたの魂は、過去、現在、未来に、終りのない世界に、つねに存在している。
もちろん、あなたはすべての場に、すべての時に存在している。
5-7 現在という時を、最高の目的のために。ほんとうの自分の創造のためにつかいなさい。自分とは何者か、何者になりたいのかを決め、全力をつくしてそうなりなさい。
5-8 「一体である、ただひとつのわたしたち」在るのはそれだけだ。