【ベース】手が小さいと上手くなれないの?
生徒さんからよくこんな質問をうけます。
- 手が小さいから指が届かない!
- 手が小さいと動き回るフレーズが弾けない!
結論から言うと、それは間違いです!
手が小さいプロの人はいくらでもいます、私が会った人の中では逆に手の小さな人の方が多い気もします。
私も女性と同じくらいの手の大きさです。
ベースにおいて手の大きさはそこまで関係ないんです。
ただし手が大きい方が有利な場面も確かにあります、でもそこは大体は工夫でカバー出来ます。
そんな悩みを克服する方法を解説していきます。
【手が小さいと不利なんじゃないの?】
確かに不利な場面もありますが、手が大きいからといってそんなに有利でもありません。
手の大きい人でも速いフレーズが弾けない人はいくらでもいるし、上手くない人はたくさんいます。
押さえる過程の方がよっぽど重要です
上手い人の左手を見ると、バタつきが少なく、速いフレーズでも一見どこを弾いているのか分からないヌメッとした動きをしてる人が多いですよね。
左手の正しいフォームが鍵となってきます。
【手が小さくても弾ける正しいフォームとは?】
確かに左手が小さいと届く範囲が狭く、弾きづらいと感じるかもしれません。
それを克服する為の一つ方法としては、ウッドベースで採用されている、3フレット4フィンガー(ハーフポジション)をエレキベースでも取り入れる事です。
一般的なエレキベースの運指では、4フレット4フィンガー
一つのフレットに一つの指を割り当てるという事が、巷の教則本などでは主流となっています。
もちろんこのフォームは無駄のない正しいフォームですが、小柄な日本人にはローフレットがきついんです。無理に弾くと体を壊してしまう可能性も高いです。
ベースはスケールが長いので、どうしてもローフレットが体から遠く押さえづらいです。
しかもベースで弾くところは、ほとんどがローフレットになってくるのでかなり大変になってきます。
そこでウッドベースで採用されている、3フレット4フィンガーと両用していく事で、とても弾きやすくなり、無理がなくなるので体の負担が激減します。
筋力の少ない女性や、体を壊しやすいご年配の方などには、必ずオススメしてるフォームです。
多くの国内外のプロの方も取り入れているフォームですので、是非試してみて下さい。
手が小さいからといってがっかりする事はありません。
逆に出来ないからこそ自分で試行錯誤し、弾きやすいフォームを身につけ、運指のなめらかな人が多い気がします。
そのような人は、運指が綺麗なので、次の音の切り替わりがスムーズで、音が繋がっています。
手の大きい人はなんとなく弾けたと思い、フォームが疎かになってしまう事が落とし穴です。
つまりどんな手の大きさの方でもうまくなれます!
次回はフォームについて写真を使いながら、より詳しく解説していきます。
ベース講師 ベースケ(Basske)