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謎解き洛中洛外図 (岩波新書) mobiダウンロード

2020.12.19 19:55

謎解き洛中洛外図 (岩波新書)

, 黒田 日出男


によって 黒田 日出男

5 5つ星のうち 3 人の読者

ファイルサイズ : 20.8 MB

内容紹介 京都の市中・郊外の名所や風物を描いた洛中洛外図屏風.伝存する作品のなかで,屈指の名品は狩野永徳の代表作とされる上杉家本である.だが近年,狩野永徳作を疑問視する学説が登場して,日本中世史・美術史を巻き込む大論争が勃発した.絵画史料解読の開拓者である著者がこの謎に挑み,歴史研究の醍醐味を存分に示した快著. 内容(「BOOK」データベースより) 京都の市中・郊外の景観を描いた洛中洛外図屏風の中で、屈指の名品は狩野永徳作と伝えられる上杉家本。だが近年、通説を疑問視する学説が登場し、学界に大論争を巻き起こした。絵画史料解読に精力的に取り組んできた著者がこの「謎」に挑み、研究史をふまえた推理の過程を提示する。歴史家の謎解き作業を示す知的刺激にみちた好著。

ファイル名 : 謎解き洛中洛外図-岩波新書.pdf

謎解き洛中洛外図 (岩波新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。

岩波新書の歴史書は内容の確かさに定評があります。黒田日出男氏の文章は読みやすいので、堅苦しい専門書といったイメージはありませんでした。米沢市上杉美術館が所蔵している有名な国宝「洛中洛外図屏風」についての研究史を通して、各人の学説のポイントを整理して伝えています。それぞれの成果と疑問点を分かりやすく提示し、批判しながらも丁寧に解説した良書です。6曲1双の上杉本の「洛中洛外図屏風」には約2500人もの人々が描かれ、京都の様々なお寺や名所、祇園祭や当時の庶民の生活が精緻な絵で描かれています。戦国の世における洛中や洛外の風景描写が映し出されており、我が国の至宝と言えるでしょう。口絵としてカラーで紹介してありました。小さくて分かりませんが。章立ては、「謎」としての上杉本洛中洛外図、洛中洛外図の探究案内、研究史とその諸画期、「1547年の京都」説と反論・批判、「公方の構想」説と推理の立脚点、貴人の大行列と最初の仮説―永禄四年十二月二十三日、疑問と再考、史料の発見と「謎」の解決―永禄八年九月三日と天正二年三月、結論と新たな旅立ち、です。筆者の結論は199頁以降に記載してありますが、「将軍足利義輝が盟友上杉謙信に贈るために、永禄7年(1564)年末か同8年初めに、若き狩野源四郎(永徳)に命じて制作させていたもの」としています。史料を数多く扱ってきた東大史料編纂所教授ですので、その導きの過程で使用した「上杉年譜」の元となった「(謙信公)御書集」からの推論もまた見事でした。各種の洛中洛外図などを扱った経験に裏打ちされた深い洞察力と詳細な解説は知的好奇心をくすぐるものでした。