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2021.01.06 14:28
カール五世: ハプスブルク栄光の日々 (河出文庫)
本, 江村 洋
によって 江村 洋
4 5つ星のうち 6 人の読者
ファイルサイズ : 19.03 MB
内容紹介 若いスペイン王として君臨し、その後、ヨーロッパからアフリカにまで支配を広げていき、ハプスブルク家が最大の栄光に満ちていた時代の皇帝の生涯を描く傑作評伝、待望の文庫化。 内容(「BOOK」データベースより) この男をもって、ハプスブルク家は最盛期を迎える。若きスペイン王として君臨し、皇帝の冠を抱いたのちは、ヨーロッパだけでは飽きたらず、アフリカにまでその手を伸ばした戦いと栄光の日々。しかし、王家と自身の黄昏は、静かに忍び寄っていた―。ハプスブルク家が光に満ちた最後の姿を描いた傑作評伝。 著者について 1941-2005年。元東洋大学教授。ヨーロッパ文化史、特にハプスブルク家を研究。著書に『ハプスブルク家』『ハプスブルク家の女たち』『マリア・テレジア』など多数。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 江村/洋 1941年、東京生まれ。1970年、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。元東洋大学教授。ヨーロッパ文化史、特にハプスブルク家を研究。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
ファイル名 : カール五世-ハプスブルク栄光の日々-河出文庫.pdf
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1500年に生を受け、56歳で没するまでに図らずもヨーロッパと新大陸とに広範囲の版図を築くことになった神聖ローマ帝国皇帝・カール五世。その生涯を、特にフランス王フランソワ一世との長年に渡る確執と、プロテスタントとの激しい抗争との2点を主たる柱として描き切った評伝です。1992年、コロンブスの新大陸到達500年の年に東京書籍から上梓された単行本を、20年の時を経て河出書房新社から文庫版として今年2013年に再刊されたものです。これまでも『ハプスブルク家』、『ハプスブルク家の女たち』といった講談社現代新書でこの著者の著作には血湧き肉躍る思いを大いに味わわせてもらったものですが、この『カール五世』も冒頭から最終頁まで興奮の途切れることが一度たりともありませんでした。まさに歴史小説を読むがごとき、硬質で品格に満ちた文章が続きます。中国の古典に由来する「金城湯池」「奇貨おくべし」「水魚のまじわり」「泣いて馬謖を斬る」「騎虎の勢い」といった言葉を多用し、中世から近世へと遷移する時代を壮麗に描く様は惚れ惚れします。さらには巻末の解説を担当しているのが菊池良生氏である点もハプスブルク・ファンにはたまらない演出です。氏はこれまた見事な日本語で三十年戦争を活写してみせた講談社現代新書『戦うハプスブルク家』の書き手です。日本の徳川幕藩体制における封建制度とカール五世期のそれとを比較しつつ、その相違点がいかに新旧キリスト教徒間の争いに影響を及ぼしたかについて綴ったこの解説文は、この書『カール五世』を見事なまでに補完してくれています。著者が鬼籍に入って既に久しいのですが、その著作である『マリア・テレジア: ハプスブルク唯一の「女帝」 』と『フランツ・ヨーゼフ: ハプスブルク「最後」の皇帝』が同じように文庫化して手ごろに読めるようになっているようです。ぜひとも読んでみたいと思います。