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2021.02.11 20:12
あゝ祖国よ恋人よ きけわだつみのこえ 上原良司〔新版〕
本, 上原 良司
によって 上原 良司
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内容(「BOOK」データベースより) 上原良司没後60年。戦火に散った青春、穂高出身の若き学徒兵22歳特攻隊員の遺書。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 上原/良司 1922年9月27日長野県北安曇郡池田町に生まれ南安曇郡穂高町有明耳塚で育つ。松本中学校から慶応義塾大学予科を経て本科経済学部へ進学。1943年12月学徒出陣で松本第50連隊に入隊・第2期特別操縦見習士官。1945年5月11日陸軍特別攻撃隊第56振武隊員として沖縄嘉手納湾上の米海軍機動部隊に突入戦死、22歳、陸軍少尉 中島/博昭 1934年、長野県南安曇郡穂高町に生まれる。地域史研究家、安曇野塾運営委員。長年、松本深志高校など県内の高校社会科教師や長野県短期大学講師を務めるかたわら、郷土の優れた人物や文化財の掘りおこしと顕彰、地域づくりに尽力してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます」という一節を含む上原良司さんの遺書はどこかで読んだことがありました。しかし、学業半ばで学徒出陣で陸軍に入隊した上原さんが、軍国主義一色の当時の環境の中、日々の心の動きを日記に残していたことを本書で初めて知りました。立派な軍人として一命を捧げ悠久の大義に生きるのだ、と書き綴る入隊初期の日記。精神論に侵され個人の人間性を消し去ろうとする軍隊の実態と日々向き合う中、自由を求める人間性は何者も押さえつけることができないのだ、という確信に至る若者の心のもがきは、読んでいて胸が苦しくなります。出撃前夜に記者の求めに応じて書いた上原さんの「所感」は、上原さんが21才から22才までの1年半、約束された死に一歩一歩近づいて行く苦しい日々の中で真摯な思索を重ねてたどり着いたもの。自由主義の勝利への確信を宣言した「所感」は、自分を縛りつけていた非人間的な軍国主義の鎖を断ち切った上原さんの心情の吐露であり、その先進性は光輝くばかりです。前途有為の若者にこれほどの精神的苦闘を強いて、遂には死に追いやった当時の指導者や軍幹部、メディアに強い憤りを感じます。精神は自らの力で軍国主義のくびきから解放したものの、肉体は軍国主義に捕らわれたまま特攻に飛び立たざるを得なかった上原さん。上原さんのご冥福をお祈りするとともに、6冊の日記をまとめた上、後半の解説「上原良司とその時代」を執筆された長野県郷土史家の中島さんに感謝します。中島さんの解説で、上原さんが書いた三つの遺書が意味する彼の心の変化がよく分かりました。解説に記された上原さんの最後の数時間を読んでいると泣けてきます。。。