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音羽優樹

展開が飛躍しがちなコスメの話

2021.04.18 01:00

私の生きる糧はオタ活です。


好きなキャラのグッズを集める、アイドルの新曲CDを買う、ライブに行く、推しの誕生日を祝う、など……。


オタ活のために仕事をし、オタ活のために生きていると言っても過言ではありません。


言うまでもなく、私にとってコスプレもオタ活の一環です。


コスメが好き


化粧品に興味を持つようになったきっかけとしては、「推しが使ってるのと同じものが欲しい!」という下心だらけの気持ちからでした。


コスメに興味があるのではなく、推しの使ってるものに興味があったんですね。


アイドルが好きなので、好きなアイドルが使ってるコスメを片っ端から調べて揃えられるものは揃えていました。


あまり褒められたことでは無いかもしれませんが、今でもその疚しい動機でコスメを収集することがあります。


その時は推しと同じものを手に入れてそれを使ってるだけで満足だったんですが、コスプレをきっかけに、同じ用途のアイテムを使うにしても、メーカー、ブランド、ライン、それぞれに違った強みがあるということに気づくようになりました。


ハイライトひとつ取っても、ラメの有無、大小、粉の質、製法(プレストとかベイクドとか)もそれぞれに違います。


造り手のこだわりやセンスが見えるとよりテンションが上がります。


「こういうとこ、やっぱ〇〇だわ!」


新しいアイテムに出会うと勝手に1人で納得してテンションを上げています。


コスメたちも人間と同じでオンリーワンなんです。


パッケージやコンセプトも各ブランドで異なりますよね。


最近はメンズメイクも主流になってきていて、メイクそのものが秘める可能性も大きくなったように感じます。


何時しか、時代と共に進化し続けるコスメたちから目が離せなくなっていました。


“だから私はメイクする”


このタイトルの書籍、見たことがある方も多いかもしれません。


劇団雌猫さんのエッセイ集です。

この本では、OL、芸能人のマネージャー、など、様々な立場と背景を持った方たちが「なぜ私がメイクをするのか」にフォーカスを当てて書かれた本です。


私のようなアイドルオタク、アニメオタクの方もいらっしゃいました。


自分のため? 他人のため? 何かを探して?


一人一人の方がメイクに対してどういう思いを持っているのかを深く掘り下げ、「メイク」が人に与える影響について考えさせられる内容になっています。


「それわかる!」


「なるほどそういう人もいるのね」


「この考え方素敵だなぁ」


読み進める中で、一人一人に対して図解が入るので、それを見るのも楽しい要素のひとつです。


1人に対してエピソードが長すぎないのでとても読みやすいです。


私と同じように、コスメやメイクが好きな方は是非手に取ってみていただきたいです。



お得意の自分語りに戻りましょう。


私は私のためにメイクします。


在りたい自分で在るためにメイクをします。


自分以外にメイクする時でさえも、自分のための気持ちが一緒にあります。


これはコスプレの時のメイクでも、私生活のメイクでも変わりません。


最初こそは、「頑張ってる感が恥ずかしい」とすら思っていましたが、「頑張ってることをバカにする人間の方がおかしいのでは?」と気づいてからはゴーイングマイウェイでした。


もちろんTPOは意識しますが、家から出ない日なんかは、それはもうやりたい放題顔面で遊びます。


お気に入りのアイテムを使っていると辛い仕事が待ち受けていても強い気持ちで居られるし、好きなものを身に纏う時の舞い上がりようはコスプレに通ずるのと似たものを覚えます。


何より自分の顔が変わるのが面白い。


チベットスナギツネと能面のハーフと名乗っていますが、これはすっぴんの状態の自分のあだ名です。(自分でつけました)


チベットスナギツネと能面を足して2で割って潰したような顔が立体感と存在感を放ち始める時の感覚は何者にも変え難い面白さがあります。


根が飽き性なので、毎日違う顔で居たいんです。


仕事の時は流石に沢山メイクを試す体力はありませんが、リップを気分で変えたりします。


今はマスクで隠れてしまうので全然見えませんが。


私は心の性別も日によって偏りがあるので、その日の心の性別に合った自分をつくることもあります。


メイクの腕前は大したものではありませんが、なりたい自分がたくさんあるので、それにあったアイテムを探してみて、それがマッチした時に感じる高揚はクセになります。




コスメなんて1種類あれば十分じゃん


それを言われると何も言い返せません。


ハイライトを3つも持ってたって使い道ない。


10色アイシャドウパレット2個もいらんやろ。


唇ひとつしかないのになんで何本もリップを持ってるの?


確かに生命活動のためには必要ないかもしれません。


勿体ない、お金の無駄、と言う方も沢山いるかと思います。


ですが、「毎日違う顔で居たい」私にとってはどれも違って、どれもQOLを向上させるために必要なアイテムなんです。


強く居たい時はギラギラザクザクのラメを使います。


ボーイッシュにしたい時はマットなものを選びます。


コスプレの時はナチュラルメイクに使うにはハイカバーすぎて不自然なくらいのファンデーションが必要です。


仕事の時は作り込み過ぎると相手が構えてしまうので、完璧にカバーしすぎず、素肌感が演出できるファンデーションが必要です。


フェミニンでいたい時はグリッターの入ったグロスを使い、濡れ感の出せるスティックハイライトを塗ります。


ひとつのものを多用途に操る技術を身につければコスパも良いのかもしれませんが、化粧品そのものに魅力を感じてしまうタイプなのでそちらへの探究心の方が勝ってしまうんですね……。


その都度後悔のないショッピングを心がけているので闇雲に集めてコレクションすることはしませんが、そうは言っても私の買い物の基準は私が満たされるかどうかだけを意識してるので、その辺は大目に見て頂けると幸いです。


SNSでも感じましたが、このテーマは特に個人の価値観の差が顕著に出ます。


ミニマリストvsコスメオタク、なんて図もよく見かけますよね。


ですが、自分が自分を幸せにするための暮らしをすること自体は、相手がどんな生活を送っていようが関係の無いことですから、お互いに自分の物差しを押し付け合うのではなく、相手の持っている物差しを認めてあげられることが大事なのではないかと考えています。


干渉しすぎず、生きやすい世の中になることを願うばかりです。