子宮鏡検査とエマアリス検査
前回の「死産後の検査について」の続きです。
死産後、子宮のお休み期間に様々な検査を行った結果、ほぼ異常なしとのことで不妊治療(顕微授精)を再開しました。
しかし、良好な胚盤胞も着床せず…。
念のため、子宮鏡検査とエマ・アリス検査を行った結果、それぞれの検査で異常が見つかりました。
●子宮鏡検査
(自費。検査・投薬で合計約2万円)
痛いという噂を聞いていましたが、私はほぼ痛みはありませんでした。普段の内診と同じように椅子に座ってできるので楽でした。
結果、子宮内にマイクロポリープがびっしりついており、子宮内膜炎と確定されました。
ちなみに、子宮内膜炎の検査で良く耳にするCD138という検査はせず、マイクロポリープの炎症を抑えるために、ビブラマイシン(抗生剤)を2週間服用した後、次の周期でエマ・アリス検査を行いました。(アリス検査が子宮内膜炎の検査です)
●エマ・アリス検査について
※上記にエラ検査を加え、エンドメトリオ検査とも言います。
詳しくはアイジェノミクス・ジャパンのホームページをご覧ください。
https://www.igenomix.jp/our-services/endometrio-patients/
*EMMA・エマ(子宮内膜マイクロバイオーム検査)
子宮内膜の細菌環境を調べる検査。
子宮内膜の乳酸桿菌の割合が高いと着床・妊娠率が上昇するそうです。
ちなみに90%以上が理想なのですが、私はなんと0%で、流産の原因となるガードネレラ菌(ガルドネレラ菌)がとても多い状況でした…。
ラクトフェリンのサプリを服用したり、ラクトフローラフォルテという腟剤を毎日入れて、子宮内のラクトバチルスを増やしているところですが、更なる問題もでてきました…。
後日、詳しく記載したいと思います。
*ALICE・アリス(感染性慢性子宮内膜炎検査)
子宮内膜炎の原因となる細菌を特定する検査。
子宮鏡検査の時にマイクロポリープが見つかったことで抗生剤を先に飲んでいたせいか、アリスでは異常なしでした。
*ERA・エラ(子宮内膜着床能検査)
最適なタイミングで移植できるように着床の窓を調べる検査。
病院によって上記3つの検査の組み合わせ方や費用が異なるようですが、私の場合はエマ・アリスをセットで検査しました。(約5万円)
エラ検査は別途約10万ほどするため、悩んだ結果、私はエラ検査はしませんでしたが、上記3つの検査を同時にするなら1回の検体採取で済むことや、どの検査でも結果に3週間ほどかかることを考えると、同時に行うメリットもあります。
検査では、普段の内診時と同じ椅子に座って、内膜をつまんだり擦ったりして採取してもらうのですが、何度もつままれたときはちょっと痛かったです…。
検査周期は不妊治療はお休みになりました。
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子宮内フローラ、子宮内膜炎、着床の窓に関しては研究は進んでいますが、まだまだわからないことが多いそうです。
もし上記の検査をして問題点を全てクリアしたとしても、今度は卵や他の問題で着床しない可能性もあります。
不妊治療をされてる方々のブログやSNSを拝見して、上記の検査の他にもたくさんの検査があるんだな…と思い知ります。
子宮鏡検査やエンドメトリオ検査を強くお勧めする訳ではないのですが、私の場合はこれらの検査で問題が発覚したので、同じように検査を考えている方の参考になれば…と思い、掲載してみました。
※ちなみに、エンドメトリオ検査は、アイジェノミクス・ジャパンのものですが、同じような検査会社はいくつかあるようです。
死産の原因は臍帯巻絡でしたが、このような検査で子宮内膜炎や子宮内フローラの異常があることが判明し、もしかしたら死産の原因になっていたのかもしれない…と思いましたが、二人目不妊があるように、分娩がきっかけの可能性もあるそうです。
この先の不妊治療については、Amebaブログにて掲載しています。
もし今後、不妊治療をお考えでしたら、お読みいただけると幸いです。
https://ameblo.jp/bell-tree9