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Yoshiko Watanabe

湯船でびっくりした

2021.04.18 09:11

2日前、電車で移動中に見たネットニュースで

俳優の若松武史さんの訃報を知り

私は生前、数回しか生のご出演舞台を拝見できなかったのですが、

その数回拝見させて頂いた舞台の若松さんがとても印象的で

そして、あの素敵な俳優さんが亡くなられてしまったのか!!!…と

泣いてしまった。

生の舞台を生前鑑賞できた事、本当に奇跡的な幸運でした。


以前、渡辺えりさんの演劇塾で俳優として塾生をさせて頂いていた際に

若松さんのキュートな娘さんと同期で、その想い出も懐かしく、そして一度だけ

どこかの公演の終演後だったか、直接

「いつも娘さんにお世話になっております」とご挨拶させて頂いた際、

にやりと素敵な笑顔で微笑んで下さった記憶があります。

どこだったろうか…

帰宅後検索して、2017年の「川を渡る夏」という作品をすみだパークスタジオ倉に

観に行った時だっただろうか、、、、

でも、確かその前にどこかで拝見して、凄くその飄々としつつも軽やかな佇まい

そして、ついつい見入ってしまう存在感に驚愕した記憶がある

どこだっただろう、、、、


と、思っていた。

今日、お風呂に入った際に、

ポトっと、本にはさんでずっとしおりにしていた昔の公演のチラシが出てきて

びっくり。


もしかして、、、この作品??

「漂泊」

2015年に吉祥寺シアターで上演されたオフィスコットーネさんの作品。

えりさんの演劇塾でお世話になった俳優の谷川昭一朗さんがご出演されていて

舞台装置が凄い!と噂に聞き、観に行った作品。確かに舞台装置凄かった!(笑)

舞台が水に浸水してしまう度肝を抜かれる演出でしたが

この舞台で確か初めて若松さんの演技を拝見し、

すごい俳優さんだなぁと感激した記憶があります。


そして、このプロフィールのお写真も、ニヒルでとても素敵でした。

思い出した!

2015年d-倉庫で上演された勝田演劇事務所様の「かもめ」も拝見させて頂いたなぁ。

独特の空気感を身にまとい、ついつい観てしまう。魅了されてしまった。


演劇はその時、その場でしか体験できないもの。

そして俳優さんの生の演技はその時にそこでしか観られないもの。

何度かの生の演技を拝見できた事に感謝し、そして、あんなにも軽やかな身のこなしが

闘病中だったと知り、そのプロ意識、舞台愛に頭が下がりました。


私はしがないただのファンですが、忘れません。