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Murata Murakami PDF 2021

<出会い>の風土学 対話へのいざない本ダウンロード

2021.01.10 01:47

<出会い>の風土学 対話へのいざない

, 木岡 伸夫


によって 木岡 伸夫

4.4 5つ星のうち 1 人の読者

ファイルサイズ : 18.39 MB

内容紹介 出会いから生まれる「風土学」土地と 文化と 人がふれあえば世界の見方が ガラッと変わる和辻哲郎、オギュスタン・ベルクらが切り開いた「風土学」という哲学。この哲学を本書は「出会い」という切り口で新たに論じている。和辻とベルク、そして著者の「風土学」を、先生と生徒の対話形式で、わかりやすく解説していく風土学入門書である。 内容(「BOOK」データベースより) 土地と文化と人がふれあえば、世界の見方がガラッと変わる。関西大学教授が教える世界一わかりやすい地理哲学の授業。 商品の説明をすべて表示する

ファイル名 : 出会い-の風土学-対話へのいざない.pdf

以下は、<出会い>の風土学 対話へのいざないに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

和辻風土論において初めて具体化された<風土>とは、<我々>という主観的共同体によって感得され、納得される地域的な生態環境でしょう。ここで、和辻は民族とか国民(ネイション)の成立を含意しています。さらに、ベルクは和辻の風土論を敷衍し、地域的な生態環境をめぐる主客交錯態を<通態>と捉え、そこで自然環境と文化環境を結びます。本書は和辻=ベルクの風土学に詳しい著者が、「生徒」と対話する形で進んでゆく、地理哲学の入門書です。キーワードは<出会い>ということのようです。さて、当方は和辻=ベルクの風土学にかねてより関心がありました。それは卒論に引用したのがきっかけでしたが、その後さらに<風土>という概念について、深く学ぶ機会があり、今度は修論(国際保健学・人類学)に用いようと目論んでいます。人類(ヒト)・人間は根本的にはほぼ同じゲノムをもっているにもかかわらず、いったいなぜその言語や文化、また社会構造は多様化しているのでしょうか。それは風土学的には地域の生態環境が多様であるため、その適応形態も多様である、ということに尽きるでしょうが、いったいどこまでが遺伝的影響下にあり、またどこからが文化的影響下にあるのでしょう。それは遺伝=文化という連続態を想定し、真理をその間のどこかに看取する方法でなければ解決できないでしょう。当方の予想ではそれは遺伝子によらない遺伝的現象、即ちエピジェネティクスなのでは。特定の塩基配列がコードする特定のアミノ酸を経た特定のタンパク質からだけでは決まらない、遺伝学上のしくみが他になければ人類文化という現象はうまく説明できないかもしれません。適応現象の生態学的基礎は何か、ということにもつながります。本書との<出会い>が果たして今度の修論のきっかけになったことを付言し、本書を地理哲学に関心の向きにおすすめしておきます。