Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

きらっとあおりの作品紹介

痴漢から始まるBL

2021.04.19 01:57

主人公が電車に乗っていると、おしり部に違和感が。(ん?なんか物が当たってるのかな?でも明らかにうごめいている。。これはまさか痴漢??)確かめてみると、主人公のすぐ後ろに立つ青年が手で触っているのだった。腹が立ったので、主人公はそいつの手を掴み次の駅ですかさず一緒に降りた。痴漢犯(は?こいつ力強すぎじゃね??)

主人公「どういうことか説明してもらおうか」

痴漢犯「えっ?おまっ、男…?!」

主人公「いやどっからどう見ても俺男だろ?目大丈夫か?」

痴漢犯「てっきりボーイッシュな女の子かと思ってた」

主人公「あれ、ない!どこいった?あれ??」

痴漢犯「急にどうした」

主人公「俺の免許証がない!さてはお前盗っただろ!お前は痴漢にみせかけた窃盗犯だ!」

痴漢犯「なんでそうなるんだよ!…他に失くした物は?」

主人公「どうやら免許証だけみたいだ。免許証は財布にいれてたんだが財布はある」

痴漢犯「それ絶対盗られたとかじゃないだろ。普通財布ごと盗られるって」

主人公「責任取って一緒に探せ」

痴漢犯「いやなんの責任…」

かくして免許証を一緒に探すことになった2人は、話す内に仲良くなっていくのだった。しかし、別れの時はやってくる。

「みつけた、!!」

「とんだお騒がせだったな。でもまあ見つかってよかった」

「全然関係ないとこから出てきたな。疑って悪かった」

「だから最初から言ってたのに」

「でももうこれで会うこともないんだろうな、俺たち」

「それはどうかな?」

「ん?」

「お前、あの電車はよく使うのか?」

「ああ、毎日乗るよ」

「だったらまた会えるかもな。俺も毎日乗るから」

「もう痴漢なんて、するなよ」

「俺は痴漢を辞める気はない」

「なんだよその謎のドヤ顔。やめろって」

「好みのボーイッシュな女の子が乗ってたらついつい手がでちゃうんだよ」

「その時は俺が止めてやるしかないのか…」

「じゃあな、見つかってよかったな!もう無くすなよ!」

「お前ももう痴漢するなよ!!」

別れた翌日の電車にて。

(!!アイツ!あれはまさに痴漢しようとしてるな!止めないと!)

しかもターゲットの女の子はボーイッシュでもなんでもない普通に可愛い女の子。

ガっ!(手を掴む)

「げっ。〇〇」

「言ったそばから懲りないやつだなお前。好みのタイプも変わったのか?」

「いや、たまにはこういう系の子もいいかなって…てか俺まだ何もしてないし!未遂!」

「防いだのは俺だ。はあ…お前いつもこんなことしてんの?」

「まあな!」

「だからなんでドヤ顔」

「俺ってイケメンだから、今まで1度も痴漢摘発されたことないんだぜ」

「イケメンとか関係ないだろ、ただ怖かっただけかもしんない。女の子の気持ちも少しは考えろよ」