イベント報告:春を味わう草餅づくり
4月13日、トヨタの森のよもぎを使って草餅(よもぎ餅)つくりをしました。
小雨のちらつく天気でしたが、森に出てみんなでよもぎを摘みました。
よもぎ餅には春のやわらかな新芽を使います。実際によもぎの葉っぱを摘みながら、葉の香りを嗅いだり、手触りを確かめたり、葉裏の白い毛を観察したりとよもぎの特徴を五感で感じました。
摘んだよもぎを【水洗い→下茹で→水気を切る→細かくちぎる、刻む】の順番で下ごしらえをし、白玉粉と混ぜ、手で丸めて餅の形を作りました。
丸めた餅を、グツグツとお湯が沸いた羽釜でゆでれば完成です!
美味しいよもぎ餅ができるように、餅をゆでている間に火吹き竹でかまどの火に空気を送りました。
完成したよもぎ餅をお皿に盛り付け、あんこやきなこと一緒に美味しく食べました。
自分で作ったよもぎ餅の味は格別です!
見た目も鮮やかな緑色で、口に入れるとさわやかな春のよもぎの香りが広がりました。
参加された方からは、
「子供たちは餅が大好き。実家にもよもぎが生えている。自分たちで作れたのが良かった。よもぎを採るのが楽しかった。」
「よもぎを食べられることは知っていたが、どうやって食べるかが分かって良かった。」
「よもぎ団子は本で知っていたが、どこで採って良いかが分からなかったので知ることができて良かった。」
「調理の仕方が分かって良かった。香りもすごく良かった。」
などの感想がありました。
身近な自然には古くから生活の中に取り入れられてきた草花が沢山あります。
現代の暮らしに野草を取り入れるのは、少しハードルが高く感じられますが、
今回のイベントをきっかけによもぎを取り入れた生活から始めてみてはいかがでしょうか。
摘み草心得4か条を守りながら、春の味をお家でも楽しんでみてくださいね。
*トヨタの森 摘み草心得4か条*
1.草は必要な分だけ採集する
2.摘んでよい場所か確認する
3.知らない草は食べない
4.一度にたくさん食べない
※トヨタの森では、山野草や生き物の採集・持ち帰りはご遠慮いただいています。
(文ちる 写真ひげ3)