令和3年 稲荷社大祭のご報告
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
街中で草花の色が目に鮮やかで、ちょっとしたお散歩が楽しい季節になってまいりましたね。
ご報告が遅くなってしまいましたが、この記事では令和3年3月23日に行われました「稲荷社大祭」につきまして、祭典の様子などをお知らせいたします。
三谷八幡神社の境内には、御本殿の左隣に、赤い鳥居と幟(のぼり)が目印の出世稲荷社がございます。
当社にご参拝にいらっしゃる皆様をふと見ておりますと、御本殿の後に必ずこちらにもお詣りをしてくださる方が多くおられるので、大変うれしく感じております。
この出世稲荷社には、京都の伏見稲荷大社より御分霊をお迎えし、「稲荷五社大明神」と呼ばれる五柱の神様がお祀りされております。
「稲荷神(お稲荷様)」と親しまれている「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」はもちろんのこと、その他にも私たちの生活を見守り助けてくださる多くの神様が、こんなにも身近にいてくださることは、何より心強いことではないでしょうか。
当日は朝から大変気持ちの良い晴れ模様で、多くの氏子崇敬者の皆様にご参列をいただきながら、祭典は午の刻・正午より斎行いたしました。
出世稲荷社での祭典は屋外での斎行にて、心地よい陽ざしと空気に包まれ、清々しい気持ちで祭典を執り行うことができました。
神社、そして神主にとって第一の務めは、日頃より私たちに多くの恩恵を授けてくださっている神様に対する感謝の気持ちと、祈りを籠めた「祭祀」の厳修でございます。
年間を通じてさまざまなお祭りがありますが、その一つひとつを、このように皆様の崇敬の心に支えられながら謹んでご奉仕できますこと、心より感謝しております。
今後もますます神社を大切に守りながら、多くの方にとって当社が神様との繋がりを感じていただくことができ、心癒される場所となりますように務めてまいります。
引き続き、変わらぬ崇敬をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
三谷八幡神社 社務所