こんなノベルテイ考えちゃった・第一弾!
皆さんこんにちは!
自称『ノベルテイプランナー』ミッキーです。
製本&紙加工業に永らく身を置いてきた中で、色んなノベルテイ商品を作成したり
企画したり貰ったり、目にしてまいりました。
そもそもノベルテイって何?→
『企業が自社や商品の宣伝を目的として、それらの名称を入れて無料で配布する商品のこと』
色んな企業や団体組織の方々が店名など入れたカレンダーや手帳やダイアリー、時計など
日常的に使ってもらえる商品をお客様や関係者の方々に配布される物もあれば
メモ帳、付箋、ティッシュなどイベント開催時など不特定多数のお客様に配布されるものもありますよね。
紙加工品に限らずたくさんの商品が貰ってうれしいノベルテイとして身の回りに存在しています。
但し、費用をかけて宣伝目的で作成しているノベルテイが実際宣伝効果をもたらしているか? 喜んで使っていただいているか? マンネリ化してはいないか?
特に毎年恒例で作成配布されるカレンダーやダイアリー、手帳などはデザインや実用面での良し悪しで日常的に使っていただけるのはほんの一部と思われます。
そこで『ノベルテイプランナー』ミッキーが考案したノベルテイをいくつか御紹介してまいります。
使ううちに次々にクーポンが出てきて何度も集客できる『クーポン付き集客メモ帳』
通常メモ帳はほとんどが中身は共通の印刷で表紙や本文一部に店名などが印刷されており
中身を50枚や100枚で枚数を数えて糊をつけて表紙を巻く作り方です。
ノベルテイとしてコストを抑えることもあり中身は凝った仕様は少なく、配り手側の意図と
関係なく単純に貰ってうれしいメモ帳として使用されているようです。
この作り方を根底から覆し、頁もの(各ページ印刷違いも可能)としてメモ帳を作成し
本文中の一部にクーポンを印刷し、複数枚のクーポン自体も有効期間をずらした
キャンペーン告知で何度もお客様を誘引できる作り方を考案したノベルテイです。
本の作り方は通常16p折(8枚本文)した本文を重ね合わせて(帳合して)本を
作っていきます。
160P(80枚)のメモ帳なら16Pを10セット重ねて作るということですね!
この本文の8枚目をクーポンの印刷にしたりしてメモ帳の所々にクーポンを入れたり
最後の本文の16p(8枚)にクーポンをまとめて印刷して作ることも可能です。
気になるコスト面では通常メモ帳は片面印刷なので両面印刷が必要となり
印刷コストが上がる方向ですが製本作業工賃は従来の手作業要素の多かった
メモ帳の作り方から機械作業で対応可能となり、ある程度の部数があれば
(10000冊以上~)従来の制作コストとも釣り合うと思われますし
集客に関しての費用対効果は比較にならないと考えられます。
このアイデアも従来バラケてはいけない本作りの観念から、あえて中身が剥がせる本へ
発想を変えて実現した企画商品です。
クーポン付きメモ帳に限らず、通常のメモ帳や一筆箋も部数が多ければこの作り方を
採用されてる事例が増えてきました。
郵政局の年賀はがき購入者向けメモ帳や銀行や通販業者が配布するメモ帳、一筆箋
などリピート商品の受注にもつながりました。
本屋さんが減り、フリーペーパーも衰退、飲食業界や観光娯楽業界が苦しんでいる中で
情報誌の廃刊や本離れ、紙媒体の減少は逃れられない状況の中で、逆に貰ってうれしい
実用品として紙加工品や便利グッズ的文具は人気があるようです。
新型コロナウイルス禍で厳しい状況下でありますが、だからこそ新しいノベルテイで
ながれを創出できないか無い知恵を絞っていきたいと思います
次回、『こんなノベルテイ考えちゃった・第二弾!』乞うご期待ください。