1930 Raffaele Calace Classic Guitar 〜 Wide flame Side Back ( Made in ITALY ) / SOLD
1930年製!イタリアのマンドリンブランドの老舗、ラファエレカラーチェのクラシックギター入荷!バリトラサイドバック仕様の上級機種のヴィンテージ!貴重!
材木の枯渇が加速する現代では考えられないような材木で作られたラファエレカラーチェのパーラーサイズのクラシック!
指板…は一目見ればお分かり頂けるでしょうし…サイドも単板でこの杢です。基本的には合板と言う解釈がなかった時代かと思います。
交換パーツで明らかなのは、ブリッジですが…灼け跡などから判断して…かなり以前だと見て間違いないでしょう。ブリッジ毎ボールエンドタイプに変わっていますので、極論ブルースを演奏したい…等のプレイヤーならナイロン弦でなくともプレイは可能です。
弦高は12フレット上6弦側で3mm。この時代のヴィンテージクラシックですので、トラスロッドと言う解釈はありませんが、ネック自体はストレート…正に材の良さが際立っています。
圧巻の激鳴りです…交換されている可能性はありますが、ペグは古いウェバリー製!チューニングにもストレスはありません。
ゲージはダダリオでセットアップしてあります。
もちろん91年の間にリペアや修理は行われていますが…国産の高級クラシックギターではこの音量、ヴォリューム感はまず出ないでしょう…
クラシックギターに限りませんが、マーティンやギブソンのヴィンテージアコースティックと、国産のビルダーが作る高級アコースティックを比較した場合…造りが丁寧なのは間違いなく日本製です。
ところが細部までキッチリ造りすぎている為に鳴らない…と言う説を当店は支持しています。実際隙間一つない精度だと鳴らないのです…
クラシックギターも含めて…ヴィンテージギターの魅力、音は全て現代では手に入らない材によるもの…だと思います。
ヴィンテージと呼ばれている時代の楽器は…全てにおいて硬質な材木が、贅沢に使われているから…こその素晴らしいサウンドに結びついているのでしょう…
〜参考画像〜
( 一般的なカラーチェのヴィンテージクラシックの相場 )
当店販売価格 / 15万近辺にて応談
売却済みとなります。
ルックスも素晴らしいですが…ヴィンテージらしいサウンドと、この素晴らしい材木代金と考えても…この価格ならば、魅力ある一本かと思います。