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アンティーク フェルメール

柴田優子さんの木口木版画

2021.04.19 16:56

柴田優子さんの木口木版画の新しいのが二つ入りました(額の大きさ、約26 x 約32 cm)。ご興味ある方はフェルメールに見に来られるか、電話でお問い合わせ下さい。とても良い作品だと思います。今回の「そらあるき 臨時号」の挿絵にも彼女の作品は使われています。彼女の木版画は「そらあるき」とは相性がいいのです。彼女の作品は抑制が効いていて知的でポエジー溢れています。いい作家だと思います。

最近の僕の小さな悩みは普通のお店に行っても欲しい物がないことです。万年筆、腕時計、車、靴、洋服、帽子など、普通の店に行っても心躍るくらいに「欲しい〜」と思える物に殆ど出逢わないのですね。どれを見てもボチボチのそこそこ、これくらいならあってもいいけどなくてもいいかな、となるんですよね。昨日、近くにあるマニアックな洋服屋に入ったらイギリス風仕立てのクラシックなベージュ色コートがあり、かっこ良かったので試着、こう言うのは二度見たほうが間違いないので今日も行って再び試着。矢張りカッコいい。それはその店のオリジナル商品で店主によると一着しか作らなかったらしい。店主に、今店がヒマでビンボーなので来月まで待って下さい、とお願いしながら取り置き。コートに付いている胡桃の渋いボタンに痺れた。夏には知り合いの仕立て屋で麻の白いジャケットを作って貰う予定。何処にも売っていないから作るしかないのですよ。昔ロンドンで買った古着の白ジャケットを着てたんですがね、穴が空いてボロボロなんです。お金がないときにこそ無駄遣いは重要。お金がないときに、お金が無さそうに見えてはいけないんです。そこは強がらないといけない。僕のポリシーといえばそうかな。ビンボーはいいんです。ビンボー臭いのはダメですね。

では、お元気で。