【報告】連続学習会「全村博のこれまでとこれから」第1回(2021.4.13)
2021.04.19 00:07
全村博を考える連続学習会の第1回「全村博のこれまでといま」を4月13日に開催しました。
最初に全村博発足当時からこの取り組みに関わってきた全村博物館構想企画委員の羽場睦美さんが、発足の経緯と現在の課題について話しました。
20年近く前に史跡の保存活用を考える中で、地域全体を博物館とみなすエコミュージアムの考え方を知り、その方向で進めてきたことを話しました。
また10年間続けてくる中で生じている状況を
①全村博全体を統括する組織がなく意思決定することができない。
②そのため情報発信と運用能力が不足している。
③結果として来訪者が少ない。と分析しました。
この状況を突破するために行政と協働しながら住民主体で全村博協会をつくることが必要と話しました。
つづいて活動に取り組む3団体から報告が行われました。
「清内路おらほの夢先案内人」は15年前に地域ガイドを始め「手作り花火」「出づくり」といった文化を案内していると話しました。
「備中原環境保存会」は地区の溜池にカラスガイが生息しており、環境整備や遊歩道づくりをしていることを報告しました。
「西上町地域づくり研究会」は住んでいる地域が疲弊していくのを感じ、何とかしたいと研究会を作った事を紹介。2年かけて話しあう中で里山整備をすることになった経過を説明し、「小さく自分達でやっていく事が大事。」と話しました。
第2回は4月27日に開催します。
中平歴史を知る会、伍和歴史を知る会、こまんばmachiプロジェクトが報告を行います。