TANTO | この人気ジャンルの火付け役的存在
今回紹介する3台の中では最も歴史が深く、このジャンルの人気を牽引してきたダイハツ「タント」。
モデルチェンジを繰り返すごとに新しい技術やアイデアが加えられ、一層洗練されている印象が強いタントだが、2代目モデルから助手席側センターピラーレス化で実現したミラクルオープンドアは乗り降りにも便利で、タントならではのギミックも健在。また、3代目で採用された「スマアシ」は「次世代スマートアシスト」に強化され、安全性もさらに高まっている。さらに、新プラットフォームを基幹としたシステム「DNGA」を最初に採用した意欲モデルでもある。
▼ダイハツ タントカスタムRS SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3395×1475×1755㎜
車両重量:920㎏
ホイールベース:2460㎜
エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
総排気量:658㏄
最高出力:64ps(47kW)/6400rpm
最大トルク:10.2kgf・m(100N・m)/3600rpm
JC08モード燃費:24.8km/L
サスペンション前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:165/55R15 75V
▼ダイハツ タント(現行モデル)
相場価格
R1~R3年
99.8~191.4万円
(Mj-net調べ 2021年4月13日現在)
3モデル中、最も現行デビューは遅いが、全体的な相場感は他と大きく変わらず。装備充実の中古車か、コンディション重視の届出済み未使用車が悩むところ。
▼INTERIOR
直線的なスタイリッシュさ
直線的でシャープな印象のインパネまわりのデザイン。シックかつクールにまとめられている。
▼RUNNING
磨きがかかった実績あるエンジン
実績のあるユニットを改良し、半球型燃焼室を採用した新開発エンジンを搭載。D-CVTと組み合わせ、実用燃費も向上。
▼UTILITY
ミラクルオープンドアで差別化
ミラクルオープンドアは現行モデルでももちろん健在。乗降性に優れ、ライバルにはない大きな強みがある。
▼UTILITY
ラゲッジの広さも申し分ナシ
フロアの奥行きは約500㎜まで拡大が可能。ワンモーション格納も採用されており、簡単にフロアを拡大できる。
▼EXTERIOR
シャープな中にも丸みを帯びた個性派デザイン
角ばった印象の強いN-BOXやスペーシアにくらべ、直線的な中にも丸みを帯びたデザインを採用しているのがタントの特徴。全高は他の2台より低いが、フロアを低く設計することで室内の広さは確保されている。