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TANTO | この人気ジャンルの火付け役的存在

2021.04.20 04:50

 今回紹介する3台の中では最も歴史が深く、このジャンルの人気を牽引してきたダイハツ「タント」。

 モデルチェンジを繰り返すごとに新しい技術やアイデアが加えられ、一層洗練されている印象が強いタントだが、2代目モデルから助手席側センターピラーレス化で実現したミラクルオープンドアは乗り降りにも便利で、タントならではのギミックも健在。また、3代目で採用された「スマアシ」は「次世代スマートアシスト」に強化され、安全性もさらに高まっている。さらに、新プラットフォームを基幹としたシステム「DNGA」を最初に採用した意欲モデルでもある。


▼ダイハツ タントカスタムRS SPECIFICATION

全長×全幅×全高:3395×1475×1755㎜

車両重量:920㎏

ホイールベース:2460㎜

エンジン種類:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ

総排気量:658㏄

最高出力:64ps(47kW)/6400rpm

最大トルク:10.2kgf・m(100N・m)/3600rpm

JC08モード燃費:24.8km/L

サスペンション前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング

サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)

タイヤサイズ:165/55R15 75V


▼ダイハツ タント(現行モデル)

相場価格

R1~R3年

99.8~191.4万円

(Mj-net調べ 2021年4月13日現在)

3モデル中、最も現行デビューは遅いが、全体的な相場感は他と大きく変わらず。装備充実の中古車か、コンディション重視の届出済み未使用車が悩むところ。


▼INTERIOR

直線的なスタイリッシュさ

直線的でシャープな印象のインパネまわりのデザイン。シックかつクールにまとめられている。


▼RUNNING


磨きがかかった実績あるエンジン

実績のあるユニットを改良し、半球型燃焼室を採用した新開発エンジンを搭載。D-CVTと組み合わせ、実用燃費も向上。


▼UTILITY


ミラクルオープンドアで差別化

ミラクルオープンドアは現行モデルでももちろん健在。乗降性に優れ、ライバルにはない大きな強みがある。



▼UTILITY

ラゲッジの広さも申し分ナシ

フロアの奥行きは約500㎜まで拡大が可能。ワンモーション格納も採用されており、簡単にフロアを拡大できる。


▼EXTERIOR

シャープな中にも丸みを帯びた個性派デザイン

角ばった印象の強いN-BOXやスペーシアにくらべ、直線的な中にも丸みを帯びたデザインを採用しているのがタントの特徴。全高は他の2台より低いが、フロアを低く設計することで室内の広さは確保されている。