念は実現化する
人の「念」というものは計り知れない凄まじいパワーがあります。
良いことも悪いことも、その人の念力次第で具現化することが多々あるのです。
下記にいくつか念が引き起こす事例をあげていきます。
【呪い】
これは念がマイナスに働いた例。
呪いというとフィクションだと思われますが、呪いは本当にあります。
太古から丑の刻参りなどの「呪詛」が存在しますが、対象者を執拗に強く憎み恨み不幸を念じるほど、本当に相手へ呪いがかかり最悪命を落とすこともあるのです。
それほどまでに人が発する悪感情の念は恐ろしいもの。
しかし呪いが成功しても、「人を呪わば穴二つ」で、因果の法則が稼働して己に災いがそっくりそのまま返ってくるのが常。
けれど念力で呪詛が可能ということは、逆に相手の幸福を念じればそれが実現するとも解釈できます。
ですので、どうせ念ずるならば、自己や他者の吉事・幸運に力を注ぐべきでしょう。
【生霊】
生霊は思念の塊です。
まず生霊とは、相手を思うばかりに、無意識のうちに実体のない「自分の分身」を飛ばすことを指します。
例えばストーカーが相手の傍にいたい、私生活を覗きたい、恋人との関係を邪魔したい等の思いが募れば、その念力によって生霊が誕生し相手の目の前に現れ日常を壊すことがあります。
生霊の仕組みを知り、意図的に飛ばしている人間もいますが、大半が無自覚なのでタチが悪く始末に終えません。
逆に良い例では、親が遠方で暮らす子供を心配して、その強い親の思念が自身の生霊を無意識に子の元へ向かわせることもあります。が、どちらかというとストーカーのように、マイナス想念によって誕生する生霊のほうが比較的多いでしょう。
【占い結果】
実は占いの結果は、その人自身の思いによって引き寄せていることが多いのです。
例えば占い師に、「今月は全て裏目に出て何も思い通りにいかず、失敗続きの暗黒月です」という旨を伝えられたら、占い信者は「今月は不幸になるんだ・・・」と思い込んでしまいます。
すると、その根深く熱を帯びた信心によって、言われた通りの出来事を引き寄せ本当に顕現化させてしまうのです。
ただこうした占い信者は一方で良い結果も真に受けるので、「今月は何もかも思い通りでハッピーになれます」と言われれば、それをも引き寄せ実現させます。
占いは当たる人、当たらない人と別れますが、そのわけは占いの結果を強く信じるか否か。
信じる人には当たるし、否定する人には当たりません。
結局は人の思念が未来を作り変えていくのです。
【タルパ】
「思念の力によって自分にしか見えない生命体を誕生させる」チベット密教発祥の秘奥義であるタルパは、強力な思念が最も必要なメイン材料。
(※タルパの詳細はブログ内の別記事に書いてあります)
人によってタルパ誕生までの期間はバラバラですが、根気強く必死に念じ正しい方法で行えば、数ヶ月でタルパを完成させる強者もいます。
【願い事】
願い実現に関しては、全てが念の力だけとは言えません。確かに念力も必要材料ですが、それよりも現実的な努力が鍵となります。
例えばダイエットを成功させるのにただ「痩せますように」と、天を仰いで熱心に手の平を擦り合わせても成就しません。食事量を減らして運動を続ける、といった「祈願に見合う努力」が最重要となります。
【心配事】
心配という字は「心を配る」と表します。
心配性な人がその事ばかり考え、心がネガティブなほうへ配られていくと、本当に心配事が的中して実際に起こります。
これも人の念力が引き起こすネガティブな事象。
◆以上のように、人の念や思いという目に見えない波動は、様々な現象を容易く具現化させることが出来るのです。
これは霊的存在である人間が共通して有する霊能力とも呼べるでしょう。
使い方次第で幸福にも不幸にもなり得るのです。