議廻奇譚⑥ 大沢ようこ議員 (その1)
公式ホームページより
議廻奇譚、6人目は大沢ようこ議員です。
5期 会派 市民民主クラブ
〝主婦は市政のビタミンC!〟をキャッチコピーに、国民民主党から出馬し、現在は立憲民主党に所属しています。
公約には「学校給食無償化と改善の推進」をはじめ、学校・健康・食品ロスや安心して暮らせる・便利なまちという点から長期的な視点で暮らしやすい相模原を目指している事がわかります。
大沢議員の給食に関する発言は16回ありました。その中で中学校給食に関連する発言についていくつか見てみたいと思います。
2014年 3月 文教委員会
◆大沢洋子委員
まず、中学校完全給食推進事業について伺う。私も中学校給食に関心があり、先日、検討委員会を傍聴させてもらった。活発に議論されていた。その中で、小学校6年生の保護者を対象に試食会を開催すること、土日の際の自由意見※などが書かれたアンケートも拝見したが、意外だったのは子供は余りおいしくないと言っているのに対して、ほとんどの保護者がおいしかった、栄養バランスにも富んで子供に勧めたいなどの評価をしていたと記憶しているが、それでよろしいか。
(※原文のままですが、何を指しての「土日」なのかはよくわかりません。)
◎学校保健課長
委員が言われるとおり、生徒たちの印象はまずいということだが、試食会で給食を召し上がっていただいた保護者の9割以上は子供から聞いていたよりはおいしかったという印象を持たれた。
◆大沢洋子委員
試食された保護者はおいしいという印象を持っているが、試食していない方はお子さんから話を聞いて、余りおいしくないと思っている保護者もいると思う。であれば、先日の検討委員会で出たように試食してもらうのが最良の方法ではないかと思っているが、どの程度の保護者が試食されているのか、もし把握していれば伺う。
◎学校保健課長
保護者1,000人を対象に行ったアンケート結果で申し上げると24%、4人に1人の保護者が中学校給食の試食をされている状況である。
◆大沢洋子委員
今後、試食会を拡大する考えはあるのか。
◎学校保健課長
試食会の開催に当たっては学校の協力も必要になる。それから、先日の検討委員会では、翌年に中学校に上がる6年生の児童の保護者に召し上がっていただくことも重要だというお話をいただいた。いずれにしても、学校と協力しながら、今後拡大に向けて検討していきたい。
◆大沢洋子委員 ぜひお願いしたい。
関連して、一部の中学校で全国学校給食週間の取り組みを行っていると聞いたが、どのような取り組みがなされているのか。
◎学校保健課長
1月下旬に全国学校給食週間があり、デリバリー方式の中学校給食においては初日と最終日に生徒の提案した献立を取り入れて給食への関心を高める取り組みを行った。ちなみに、初日の1月24日には大野台中の生徒の旬の食材を使った献立ということでブリの照り焼きや大根の煮物、それから最終日の1月30日には栄養バランス給食ということでメンチカツやゆで野菜を提供した。
◆大沢洋子委員
とてもいい取り組みだと思う。食育という面でも子供たちに考えさせるということは重要なことだと思うし、せっかくの全国学校給食週間なので、引き続きお願いしたい。例えば文部科学省の職員食堂においては期間限定で学校給食のメニューを提供している。本市の食堂でできるかどうかというのはあれだが、例えば3日間なら3日間でもいいが、フェアを設けて市民の皆さんに給食を食べてもらうようなことも結構いいかなと思っている。そういったことができるようならお願いしたい。傍聴の方も結構おられて市民の関心が高いということがわかったし、やはり食というのは毎日のことなので、生徒にとってよりよい給食になるように引き続きお願いしたい。また、私は昼食時間の延長も気になったので、ここら辺も検討してもらいたい。
まず、
『子供は余りおいしくないと言っているのに対して、ほとんどの保護者がおいしかった、栄養バランスにも富んで子供に勧めたいなどの評価をしていた』
『生徒たちの印象はまずい、保護者の9割以上は子供から聞いていたよりはおいしかった』
とあります。
ここでわかるのは子どもたちはアンケートでも保護者にも「おいしくない」と大人に伝えているという事実です。試食会等で保護者の意見を聞く機会も大事なのですが、実際に日々食べているのは誰なのか、当事者は誰なのか、という事を念頭に置いてほしいと思います。
(それと実際に中学校での試食会に参加時、「うちの子、試食会のメニューを見て、゛これは当たりとはずれがあるうちの当たりのメニュー゛だよ」と言われた話を聞きました。試食会でも、誰かをもてなす時も美味しいって言ってもらえるものを出したいものではないですか?)
大沢議員は「毎日のことなので、生徒にとってよりよい給食になるように引き続きお願いしたい。」と要望しています。子どものことを一番に考えて検討をしていただきたいと思います。
また、昼食時間の延長についてもあげています。食べる時間が短ければそもそも食べきれないという事も起こっています。栄養バランスの乱れや食品ロスにもつながる問題です。今後の質問でも取り上げてもらえたらと思います。
昼食時間についてブログに書いたものがありますので参考にどうぞ。
大沢議員の議廻奇譚、その2に続きます。