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ファシスト的公共性――総力戦体制のメディア学 mobiダウンロード

2020.12.23 18:27

ファシスト的公共性――総力戦体制のメディア学

によって 佐藤 卓己



4.4 5つ星のうち(3人の読者)


ファシスト的公共性――総力戦体制のメディア学 mobiダウンロード - 内容紹介 理性的討議にもとづく合意という市民的公共性を建て前とする議会制民主主義のみが民主主義ではない。ナチスの街頭行進や集会、ラジオの聴取が可能にした一体感や国民投票は、大衆に政治的公共圏への参加の感覚を与え、19世紀とは異なる公共性を創出した。メディア史の視座から日独の戦中=戦後を比較し、現在の問題を照射する。 内容(「BOOK」データベースより) 民主化されたプロパガンダ。「ポスト真実」は新しいのか?“参加”と“共感”に翻弄される民主主義。フェイク・ニュースが跋扈する現在を、メディア史的思考が撃つ! 商品の説明をすべて表示する

ファシスト的公共性――総力戦体制のメディア学の詳細

本のタイトル : ファシスト的公共性――総力戦体制のメディア学

作者 : 佐藤 卓己

ISBN-10 : 4000612603

発売日 : 2018/4/5

カテゴリ : 本

ファイル名 : ファシスト的公共性-総力戦体制のメディア学.pdf

ファイルサイズ : 20.73 (現在のサーバー速度は18.84 Mbpsです

以下は ファシスト的公共性――総力戦体制のメディア学 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。

著者はメディア論、メディア史を専門とする歴史学者である。本書は学界で高く評価された。ナチズム体制、日本の軍国主義体制にメディア史視点からアプローチしたからである。本書は21世紀の新しい歴史学を告げる書物である。メディアとは、20世紀前半においては、ラジオ、新聞、雑誌、広告、宣伝、映写機など多用な媒体を含む。ナチズム体制をメディア史から捉える場合、ラジオの重要性を著者は指摘する。学問・教養を欠いた無産市民に為政者の肉声をアピールするラジオこそ、最も有効な宣伝効果を期待出来るからである。ナチズム体制は、ハーバーマスが指摘した市民的(ブルジョワ的)公共性の概念では説明出来ない。無産市民(労働者階級)がどのようにナチズム体制に取り込まれていったのかを分析する手法としてメディア史的アプローチは極めて有効であることを本書は実証したと言えよう。しかし、社会主義に対して資本主義を殊更に強調するのは適切ではないと思われる。なぜなら、ナチズムは国家社会主義労働者党が主導する体制であるからだ。ハーバーマスの限界は、市民的(ブルジョワ的)公共性の概念を用いてブルジョワ社会を分析することしか出来なかったことにある。市民社会を教養市民層で構成する社会とみなすことしか出来なかったのである。本書は労働者的公共性からナチズム体制を論じた問題提起の書である。秀逸な歴史書としてお勧めの一冊だ。