シルビア NA S15 フルコン化 LINK
今回はジムニーではなく、S15シルビアです。
こちらの車両はNAですが、得意のLINK ECUでフルコン化です。
先ずばハード面ですが、NAのシルビアはデスビとプラグコード式なので、それをダイレクトイグニッション化しました。
更にエアフロレスにしてDジェトロ化するので、吸気経路の大きなボトルネックになるエアフロ本体も取り外す為のパイピングも取付です。
そこからダイナパックに乗せてセッティングですね
更に燃圧の安定の為に燃料ポンプもSARDの大容量ポンプに交換です。
因みにノーマルコンピュータでの状態は補正無しで124馬力、トルクで15.3キロでした。
NAとはいえ若干寂しいですが、ダイナパックは厳しく出ると言われるところですからね。
セッティング後ですが、結果は157馬力、トルクで19.8キロでした。
33馬力アップ、トルクで4.6キロアップです。
特にトルクが大きく上昇したので、実際の乗り味は元とは全く違う物になりました。
レスポンスも大きく向上し、これぞNAスポーツの醍醐味という感じです。
ハード面で変えたのはデスビとプラグコードからダイレクトイグニッション化したのと、Dジェトロ化して吸気経路のボトルネックになるエアフロを外して、サクションパイプを作成しました。
NAなうえハード面に手を加えないままなので、ターボ車の様にブースト上げてパワーアップとはいきません。
ダイナパックで計りながら繊細に燃料や点火を詰めていきつつ、このエンジンはNVCSという可変バルタイが付いているのでそれをLINKで制御してバルタイともバランスを見つつ、トータルで良いところを探すという緻密な作業です。
これらは回転域ごとに細かく変化量を見られ、リアルタイムで細かく数値を設定する事が出来るダイナパックとフルコンの組み合わせならではでしょうか。
なかなか実走の感覚だけでは難しかったのではないかと思います。