屋上ガーデンができあがるまで その4
2021.04.23 08:00
屋上ガーデンができあがるまでシリーズも今回で第4回目です。
前回は緑のトンネルや緑のリビングルームとなる骨組みの設置までをお伝えしました。
今回はトンネル設置後の石畳づくりをお伝えします。
「かけはしパノラマ屋上ガーデン」の見所のひとつが緑のトンネルです。しばしばガーデンや植物園などで緑のトンネルが作られていますが、今回設置する緑のトンネルはカーブしているのが大きな特徴です。
トンネルとなる骨組みを設置したら、石を敷く部分の幅に合わせて土を削っていきます。
次は土を削った場所に「透水シート」を張っていきます。その名の通り、水は通しますが、下から雑草が生えてくるのを抑えてくれます。
シートを張ったら、砂を入れて、その上に石を並べていきます。
乱形石といって形も厚さも様々なので、綺麗な石畳になるかどうかは職人さんの腕次第です。
今回も(株)真鍋庭園緑化の皆さんが腕をふるってくださいました。
石の形を瞬時に見きわめてはめ込んでいきます。
はじめにあらかた並べた後に、ハンマーで打って高さを揃えていきます。
高さを揃えて石と石の間(目地といいます)に砂を詰めて石を固定します。
するとどうでしょう。とても綺麗な石畳の園路に仕上がりました。
まだ緑がないので寒々しい景色に見えますが、今後、植え込んである宿根草が芽を出し、これから植える樹木やツル性の植物、芝生の緑が加わると、吸い込まれるようにトンネルをくぐって通りたくなるはずです。
次回は緑のリビングルームの進捗をお伝えしたいと思います。
どうぞお楽しみに!
Posted by 園芸療法士