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アトリエ三月

菊村詩織個展「いつか昨日を覗く」一階 5/14-25

2021.04.23 07:25

いつか昨日を覗く

2021年5月14日(金)-5月25日(火)

平日15:00-19:00 土日祝13:00-19:00 水木休み 

一階:企画

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この度アトリエ三月では菊村詩織個展「いつか昨日を覗く」を開催します。2019年に開催したアトリエ三月competition “FLAG”にて個展開催権利を授与させていただいてからの開催となりました。

関東で活動を続ける菊村にとって大阪では初の個展開催となります。

元々は平面作品の出自でありながら、現在はソフトスカルプチャー、コラージュ、立体作品、パフォーマンスなどその表現方法は多岐にわたります。

今回の個展でも様々なシリーズで構成された展示内容となりますが、多くの作品の共通項として”皮膚”があげられます。

私たちは自分の内側と外側を分け隔てる薄い皮一枚の皮膚という認識と、概念として自分の内側と外側を分け隔てる皮膚と言う認識があるように思います。

例えば衣服などが概念として自分の第二の皮膚と呼べるものでもあり、私たちを私たちの思い通りに衣服を通じて表層を表すことができます。

菊村が多用する布やぬいぐるみの残骸などはそうした皮膚の比喩として現れているように思います。

また、インスタレーションで用いられる貝殻も、一見海で貝殻拾いをするというロマンチックな光景が浮かびますが、字の如く貝殻は貝が自分で形成した外側の皮膚であり、宿ぬしなき今それはただの死骸とも言えます。

ここまで上げたいくつかのモチーフが多くの比喩を語る術となるのであれば菊村の作品は極めてコンセプチャルな現代美術として解釈できますが、しかし全てのSNS等であげられているように彼女は美術作家でありながら魔女であると表明しており、会話に出てくる「魔術」「魔術の訓練」など美術の範疇にとどまらないワードがいつくも登場してきます。

この機会に是非ご覧ください。

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菊村 詩織

美術家・魔女。

絵画、ソフトスカルプチャー、パフォーマンス、儀式、滞在、等を制作、実行します。それを通じて、夢と現実、子供と大人、私とあなた、などの境界を解体し混ぜ合わせます。

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