虐待から学ぶ
2021.04.23 11:09
もう一生、パンの耳は食べないと決めている
〜虐待を生きて〜
今日、この表題のままるさんの出版記念お話会に参加してきた。
この本を読んで、どうしても理解に苦しんだのは、虐待をしていた本人と仲良く暮らして、子どもの世話まで頼める仲になっているということ。
私は、赦せるところまでいっても、好きになるのはちょっと無理無理と思っていたから、その真相を確かめたくて参加した。
講演を聞いて感じたのは、ままるさん本人も克服したわけではなく、現在進行形でまだ自分の心の痛みを抱えていた。
その中で、盲目的に虐待をした継母さんの虐待の理由は嫉妬じゃないかと分析して、自分が相手の立場やったらどうしていたかと、必死に身に起きたことの事象を理解しようとしていた。
でも「今でも継母さんは嫌い」と本人の口から聞けて、私は正直ホッとした。
嫌いのままでいいんだと。
無理に好きになろうとしなくてもいいんだと。
だけど、自分のやりたいことを優先させるために、利用する訳ではないが上手く付き合い、何よりも自分だけは自分を嫌わないように心がけて、自分が何をすると喜ぶのかひたすら考える。
これが憎しみに支配されずに生きる術なのかもな。
ままるさんは、お父さんの笑顔のために継母さんと仲良くするのを選択する。
自分が楽になるために、いつまでも相手を憎み、自分の心を支配されないためにその想いを手放す。
虐待をされた方はいくらか逃げられるが、虐待をした方は、その行為の責からは逃げられない。
虐待は、結局、やったあなた自身を傷つけることに繋がる。
これ、全ての人に知ってほしいな😊