やじきたCと剣望くん
しばらく、間が開いてしまいましたw
そろそろというか、ようやく用心棒編又も文庫10巻目に移るところなのですが、9巻についてもう少し。
9巻で、剣望くんがキタさんに囮役の件で相談をしたとき、一乃介さんには言わないでくれって頼むところ。一乃介さんの生活をこれ以上犠牲にしたくないからというのはとても剣望くんらしいんですが、ふと、あー、でも、やじきたCには遠慮なく協力を頼めるんだーと思って、ちょっと新たな発見をした気分になりました。
やっぱ、箱根編で自然な協力関係を作ってただけあって、剣望くんにとってやじきたCはフィフティフィフティの立場で協働できる仲間なんだなーと。やじきたCと一緒に働いているときの剣望くんて、純粋に仕事に徹しているというか、ある意味一番自分のコンプレックスから解放されることができているんじゃないだろうか。
コンプレックスにがんじがらめにされた(笑)小鉄との関係も別の意味で好きですが、やじきたCと一緒にいるときの剣望くんが、一番理想的な状態の剣望くんのように思えるので、やっぱ、剣望くんとやじきたCとのコンビネーションっていいなと思います♪
ところで、剣望くんからの囮役の提案を却下したのは、剣望くんの身を(過保護気味にw)案じるやじさんの意向にキタさんが反対しなかっただけという気がする。
囮作戦に賛成しない理由を問い詰める剣望くんを、おねーさんっぽく宥めようとするやじさん(このシーン、剣望くんがやじさんを見上げてるのが、個人的にツボ(笑))に比べ、キタさんは明確に反対する様子がないんだよね。
多分、キタさんも防御一方じゃ埒が明かないと思っていて(というか、キタさんこそ「攻撃は最大の防御」が信条のタイプだよねw)、内心、囮作戦は悪い案じゃないと思ってたんじゃないかな~。だから、樹里杏が剣望くんを自宅(実はアジト)に連れて行こうとしたときも、後をつけるだけで止めたりしなかったんじゃないかな。
樹里杏に捕らえられてからの剣望くんの小芝居も含めて、続きは文庫10巻の感想で(笑)