どうやって英語を勉強したか11
英語学習について、今回は第11回目「日本語と英語のスイッチング」です。第1回目(継続が一番大切)、2回目(まずは文法、単語、連語)、3回目(英語って本当に楽しい)、4回目(スピーチが得意に)、5回目(英語の大量流入)、6回目(DUOで修行)、第7回目(TOEIC対策(朝活・暗記))、第8回目(TOEIC対策(弱点克服・自己分析と調整)、第9回目(IELTS対策で4技能まんべんなく向上)、第10回目(IELTS学習法)の続きになります。
「どうやって英語の勉強をしたんですか?」と尋ねられることが多いのですが、なかなか一言ではお答えするのが難しいため、最近ブログに自分の英語学習歴についてまとめております。
【日本語と英語のスイッチング】
IELTS受験後、現地大学・大学院ジョイントのクラスで資格取得を目標に翻訳を学びました。
効果的だった学習法を書いてみます。「英語力向上」に役立ったこと、「スイッチング力向上&翻訳試験合格」に役立ったことを分けます。
英語力向上に役立ったこと
翻訳コースは自分にとっては安くはない長年夢見て来たコースだったため、最大限活用しようという意気込みがありました。とにかく話しまくるアラブ系学生たちを押しのけて講義で発言していました…私は超ブロークン英語でしたが、どんどん謎の自信がつきました。
文法面では多くの日本人学習者同様、冠詞と前置詞を克服する必要がありました。解説書を数冊、集中して読み、イメージをよりクリアにしました。
試験で急に難しい(あまり目にしない)文法や言い回しが出てきても対応できるよう、また未知文法をなくす目的で、とにかく難易度の高い実務英文を探しました。オーストラリアの最高級紙と言われているThe Australianや、Wikipedia英語版を精読しました。
洋書は継続して読んでいました。長いものを思い出すと…ほぼすべて日本語で読んだことのあるはずのポアロシリーズを50作集めたHercule Poirot: The Complete Short Stories | Christie, Agatha 928ページ、もう二度とファンタジーは読みたくないと思わせられたナルニア国物語7冊分が入ったThe Chronicles of Narnia: 7 Books in 1 Paperback | Lewis, C. S., Baynes, Pauline 768ページ、多読なのか精読なのか微妙だったRobot Dreams Hc | Asimov, Isaac 352ページなど。この辺は読了しましたが、挫折したものも多くあります。サスペンスなど自分の興味の湧く話を選ぶこと、展開がよく終わらせやすいショートストーリー(集)を選ぶのが洋書を進めるコツだと思います。
スイッチング力向上&翻訳試験合格に役立ったこと
先生から毎日対訳を使って練習する指示がありました。素材を探すのが大変ですが、オンラインで日本語と英語の両方が公開されている豪政府系のサイトから日英両方の文章をストックして訳していました(英→日)。翻訳スピードがつき、用語の扱い方もわかるようになりますし、どの程度「正確さVS自然さ」のバランスを重視するのかも身につきました。
現地にいると日本語を教える機会が誰にでもあるものですが、私の場合会話だけでなく作文を見る機会もありました。ここで「教える」という行為が自分の日本語作文にも良い効果を与えていたと思います。
最後に勉強会を挙げます。同じ英文を訳し、お互いに不自然な点を述べ合います。翻訳は肩がこる孤独な作業ですが、勉強仲間と意見交換したり、いっしょに調べたりすることでモチベーションが続きます。
結果、High Distinctionという好成績で修了。当然目指していたNAATI国家資格も一発合格。
次回は日本に戻った後のことを書いてみます。
aka tombo coffeeは、勉強会とまではいきませんが、学習者同士が知り合える場としても機能しています。本日は、お客様のご紹介で奈良ESSさんのワークにクリスが参加することになりました。海外や英語に興味のある方々、向学心のある方々、朝活をされている方々、試験等目標に向け努力されている方々のお話を聞くだけでも刺激になりますね。ありがとうございます。