Q.テイクアウトをやってみたいのですが・・・
【経営】Q.テイクアウトをやってみたいのですが・・・
A.テイクアウトと言うと、ハンバーガーなどのファースト―フードに代表されるようなお店が多いですが、日本でもよく似たものは昔からありました。天ぷらもの、焼き芋、豆腐・駅前通り・寺社の参道・お祭の時の露店なども。
そもそもテイクアウトとは、和製英語Take out で「お持ち帰り」ですが、海外でも通じることは通じます。でも、正しくは Take away であり、「for here or to go?」(ここで食べるか、持ち帰るか?)と聞かれるわけです。
「お持ち帰り」とは、食べ物を、そのお店から外へ持ち出して、店の外=自宅とか仕事先などで食べるという飲食店ならではの売り方のひとつです。ちなみに、大衆食堂などの従業員が、お客様からの注文に合わせて、食べ物を、お客様のところへ運ぶのは「出前」「デリバリー」ですね。ピザの配達など。その時店の中で食べるなら「イートイン」と言いますが、ハンバーガーでおなじみの車に乗ったままは、「ドライブスルー」ですね。大衆食堂から取り寄せる時は 俗に「てんや物」と言いますね。例)「てんや物でもとりましょか?」
では、「テイクアウト、出前などの注意点」はどのようなことでしょう。
<コンビニ等店頭の場合は>
①パン、弁当などは、適度に温める。②出来るだけ、他の物と一緒の袋に入れない、いれる時は、お客様に聞く。③清潔に注意する。➃混雑時等お客様を待たせない。
<出前の場合は>
①電話などの時は特に、品物名・金額・数・相手先を間違えない。②味。量がいつもと同じである。③早く届ける。➃箸・匙など付属物を忘れない。⑤清潔なまま届ける。
他には、①現金取引にすること、つけはしない事。つけにして月払いにすると、値引き要求やクレームを言われやすくなる。②出前・テイクアウト時に、電話代として10円を添える、クーポン券を付ける。メニューやイベント・店の情報=よく売れるものリスト、原材料の内容説明、店舗改装、記念販売,ホームページ、ブログなどのチラシなどを渡す。③お持ち帰り用の入れ物=ビニールの手提げ袋が一般的で、出前ならピザのような箱のまま、又はなしですが、丼物ものに多くはラップをかけてますね。
一般に、ファーストフードなどは、粗利が高いと言います。テイクアウト・出前などは、その店だけの集客数だけでは上げられない売り上げの確保となります。その場合、当然、「作る」という作業が多くなります。仕込みの計画の更なる必要性。それは、厨房の整理拡張改善や、調理者の確保などを考えることとなります。小さなお店の場合は、特に時間帯(多くはランチタイム)や人数の確保が一番問題になります。その時間帯だけの人の確保はとても難しいでしょう。身内の協力がどれほど大切でしょうか。試験的にやってみるのもいいのではないでしょうか。その時は、一時だけのサービスだとあえて広報しても、悪くはないでしょう。