内容紹介 少年漫画の巨匠・手塚治虫の漫画制作の現場を1話8Pのショートで描く。作品では、『BARレモンハート』等で人気の漫画家・古谷三敏が手塚のアシスタントとして過ごした3年程の間に起きた出来事が描かれています。巷に伝わる伝説的エピソードの真偽や、誰にも知られていない話や、手塚のプライベートが赤裸々に描かれます。書き下ろしを含め10話になります。更に、漫画では描ききれなかったエピソードをイラスト&エッセイ形式で掲載します。 内容（「BOOK」データベースより） 大人気連載コミック『BARレモン・ハート』や、70年代に一世を風靡したギャグまんが『ダメおやじ』の作者、漫画家・古谷三敏。その古谷が間近に仕えた「神」の漫画への情熱や技法、更には、好き嫌いや人への心遣いなどを9編の漫画と8本のエッセイで活写。「神」手塚治虫は「人間」になった。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 古谷/三敏 1936年満州大連生まれ。漫画家。1959年から4年半、手塚治虫のアシスタントを務める。一度、独立するが赤塚不二夫のアシスタントになる。アイディアスタッフとして12年間活躍した後、再び独立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る

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手塚治虫がペン入れした原稿を前にしてアシスタントがまず読むのは記号だ。「Z」の記号がエンピツ描きされているときは横線を引く、という手塚治虫の指示を意味する。この手塚プロの「指示記号一覧表」をまず最初にアシスタントは覚え習練する。初期のアシスタントは手塚治虫から直に背景の指示を受けていた。それを記号で指示するというアイデアは、このマンガの作者が考え手塚治虫に提案したのだった。