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落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書) epubダウンロード

2021.02.27 11:02

落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書)

strong>本, 柳家 花緑


落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書) epubダウンロード

によって 柳家 花緑

4.1 5つ星のうち16 人の読者

ファイル名 : 落語家はなぜ噺を忘れないのか-角川ssc新書.pdf

ファイルサイズ : 20.88 MB

内容(「BOOK」データベースより) 落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす。タイトルの「落語家はなぜ噺を忘れないのか」に始まり、「どうやって噺を面白くするのか」「どんな噺が難しいのか」等々、落語にまつわる創意工夫を公開。あまり明かされることのない、落語家の頭の中、手の内を見せる。祖父であり、人間国宝ともなった五代目柳家小さんからの教えも随所に登場。柳家一門および一門を超えて受け継がれていく落語の伝承が感じられる一冊。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 柳家/花緑 本名:小林九。1971年8月2日生まれ。東京都出身。87年3月、祖父であり、後に人間国宝となる五代目柳家小さんに入門。前座名「九太郎」。89年9月、二ツ目に昇進して「小緑」(ころく)。94年3月、戦後最年少となる22歳で真打に昇進し「花緑」。2003年に落語界の活性化を目的に結成された「六人の会」(春風亭小朝・笑福亭鶴瓶・林家正蔵・春風亭昇太・立川志の輔)のメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。

タイトルの「なぜ噺を忘れないのか」のストレートな答えは書かれていません。しかし、落語の家に生まれた著者が噺について考え抜き、どうすればおもしろくなるのか、聞き手をうならせられるのか、そのこつをピンポイントで指摘してくれる、かゆいところに手の届くような芸談です。祖父五代目小さんはじめ、いろいろな師匠や先輩から学んだヒントを、その師匠の芸風や生き方ともからめて書いてありますが、それが本書では、具体的な噺の具体的な言葉によって示してあるのが特徴といえます。いくつかの噺については、読んでいるだけで通になれるような気が。たとえば「粗忽長屋」は「芝居が本当に上手くなくてはならない」(なりきってやる)こと。本気で友人に、おまえの死体があるぞということを知らせなければならない、ギャグを入れてはいけない噺であること。また逆に、現代的なギャグが苦手だった著者が、「愛宕山」で白鳥の示唆をもらってギャグに開眼した話。ここは笑いがとめられませんでした。本人が演劇経験から学んだウケかた。リアリティよりも「らしさ」が重要(祖父の五代目小さん)。「間」がものを言う(小三治師匠)。逆に「間」にはさまるものをとって、突っ込む(談志師匠)。特におもしろかったネタですが、「愛宕山」「初天神」「笠碁」については、どこをどう直したか、どういうふうに話を詰めたか、祖父の枕はこうで自分はこう、と詳しく、「笠碁」は、著者花緑改作の全文が後ろにのっています。なるほどここをふくらませれば、もっとおかしくなるとか、ご隠居ふたりのキャラクター作りとか、しかし年齢は噺の中で言わないほうがいいとか、落語を趣味でやる人にはもとより、戯曲やナンセンス小説のこつにも通じます。けっきょく本書の芸談としての濃さは、すべてをノートに書き下ろして覚え、工夫も全部書き込んでゆく、という著者のきまじめな努力の成果なのでしょう。落語本来の「熱狂空間の再現」を目指す、というしめくくりには熱いものがあります。