【わたしの光と闇・6】~闇が光になったとき~
【11/29の記事を一部加筆・修正しましたコチラ】
若旦那君の意外な言葉に
わたしはポカンとしていた
慈悲という言葉の意味を
正確には知らないけど
イメージは分かる
でもわたしは違うと思った
そんな高尚なものじゃなくて
ただの正義感だよ
子供の頃から正義感だけは強くて
その事でわたしは不幸な道を選択し
しなくて良い苦労をしちゃったんだと思う
離れようと思えば出来たのに
結局そばに居る事を選んだのは
わたしだから・・・
結局わたしは馬鹿なんだよ・・・泣
『チョコは自分の中に悪意が無いから
人の悪意が分からないんだよ
まず人の良い所を見付けて
他の悪いところはすべて許し
それを正そう、助けようと
ずっとしてきたんだよ
相手に見返りも求めないで
自分の正義感だけで
そうしてきたんだよ
そんな事出来る人そうは居ないよ
それが慈悲なんだよ
おれはチョコとは真逆だよ
相手がどんな人間か知りたい時は
まずあら探しするんだ
相手の欠点だけ見たら
相手がどんな人間かだいたい分かる
みんな心に悪があるよ
あるのが人間だから、おれだって悪がある
だから人の悪を見抜けるんだよ
だからチョコと会った時は衝撃だった
悪ってものが無かったから
どうしたらチョコと付き合えるか
延々と考えていたら
急に覚醒したんだ』
若旦那君はそう言って
わたしがずっと
人生の【汚点】だと思っていた出来事を
わたしの今までのゴミ人生を
すべて全肯定してくれた
そして
その経験のお陰で
今のわたしが居て
いろんな困難を経験して
それを乗り越えて来たから
だから心がこんなに綺麗なんだよ、と
言ってくれた
わたしはその言葉にただ驚いていた
やっかいな正義感は
むしろ誇れる行いだったの?
わたしのしてきた事は
決して恥ずべき【汚点】では無かったの?
わたしは
過去のいろんな出来事を
思い出してみた
初めての結婚相手は
ひどい酒乱夫で殺される恐怖を味わった
【当時の記事はコチラにありました。】
外国人のSは
日本では弱い立場の人間だった
闇社会の人は薬 物に溺れ
愛なんて知らない人だった
そして前夫は
人と心を通わせる事の出来ない人で
悪意を持って嫌がらせを続ける人間だった
【当時を回想した記事はコチラにありました。】
人として意思が弱くてダメだったり
国籍の問題で弱い立場の人間だったり・・・
そして前夫のような話の通じない人間に
わたしはずっと
弱い人間を守ったり
人として大切な事を根気よく伝えてきた事に
ようやく気が付いた
まさにこの時
わたしの闇が光に変わった瞬間だった
わたし達はこの時
寝転がって話をしていた
そうしたら
ふたり同時に
じわじわと身体が熱を帯び
手足がしびれ
頭だけは異常に冴えてきて
そのあと
身体が宙に浮いてる感じになった
寝転がっているのに
ふたりとも身体は浮かんでいる感じなのだ
すごく不思議な心地良さで
わたし達は
なにこれ?なにこれ?と
不思議がった
その状態はしばらく続き
頭が覚醒してしまい
その日はふたりともまったく眠れなかった
これらは
あの11月23日にアップした
この可笑しな内容の記事について
その日の夜
若旦那君と議論したあとに起こった
不思議な出来事です。
この不思議な出来事のその後は
次回に続きます。