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その日ばかりの野鳥観察

丸っこい(ビンズイ)

2021.04.26 20:31

4月下旬の事です。

早朝の自然公園を散策中、歩道脇の草むらに動いている物を発見しました。

朝露の残る若葉の間を縫うように、1羽の野鳥が歩いています。



ビンズイです。

以前見つけたタヒバリに似ていますが、腹部の縦斑が太くてハッキリしています。

地面をトコトコと歩いて、こちら側に近付いてきます。

セキレイの仲間なのですが、ハクセキレイと比べると歩くスピードは遅いです。

個体差もあるのかもしれませんが、セキレイにしては丸っこいフォルムです。

ハクセキレイほど尾羽が長くないため、そう見えてしまうのかもしれません。

5m程の距離でようやく私に気付き、枝の上に逃げました。



尾羽を上下に動かしながら、枝の上でもヨチヨチとゆっくりとした移動です。

鳴き声は聞けませんでしたが、はっきりとビンズイを撮影できたのは初めてでした。

しばらく、こちらを気にしながらその場に留まってくれました。



冬季に繁みの中で見かけるイメージの鳥ですが、野鳥図鑑によると夏鳥または漂鳥とあります。

タヒバリは冬鳥なので、間違えて覚えていたようです。

図鑑と照らし合わせながら、知識と経験を積み上げていくのも楽しいです。

鳴き声の動画を確認しましたが、、私には和名の由来である「ビンビン、ヅィヅィ」とは聴こえません。

複数の鳴き方があるようなので、聞き分けの難易度は高そうです。