黄昏時

家のまわりからはオーロラは見えないけど、毎日の夕日はそれに匹敵するのではないかと思うくらい幻想的できれいです。 この時期の夕日は本当に一刻一刻変化が早くて、赤と青のグラデーションが次々と色合いを変えながら空と海を彩っていきます。 

スウェーデンに来てから、「日照時間が短いからビタミンDをとったほうがいい」とよく言われますが、東京で働いていたときを思い返すと、 朝早く家を出るとすぐ地下鉄の駅に駆け込み、駅直結のオフィスへ。ランチもビルの地下街のレストランやコンビニで住ますことが多く、帰るころはとっくに日が沈んでいました。赤道に近いインドネシアやメキシコに駐在していたときもホテルとオフィスが地下でつながっていたし、「危険だから」とクライアントに言われて、週末の外出もホテルを出るとすぐに専用車に乗るという感じでした。

 日の短いスウェーデンに来て、改めて太陽のありがたさを実感でき、やっと、のんびりと朝日や夕日の素晴らしさを感じる時間ができました。もちろん、今があるのはあの頃がんばって得た経験と貯金あってこそだけど。