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2021.03.27 18:04
世界 2016年 01 月号 [雑誌]
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世界 2016年 01 月号 [雑誌]本無料ダウンロードpdf - この雑誌について 現代の諸問題を世界的視野で論ずる総合雑誌
世界 2016年 01 月号 [雑誌]の詳細
本のタイトル : 世界 2016年 01 月号 [雑誌]
発売日 : 2015/12/8
カテゴリ : 本
ファイル名 : 世界-2016年-01-月号-雑誌.pdf
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以下は、世界 2016年 01 月号 [雑誌]に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
11月13日のパリ同時多発テロについて、有識者はどう考えているか知りたくて、岩波書店の「世界」2016年1月号を買って、さっそく読んでみた。西谷修の「『テロとの戦争』という文明的倒錯」を読んだが、正直、失望した。彼はテロを無くすのは簡単で、テロとの戦争をしたくなる指導者、ブッシュ大統領や安倍晋三のような政治指導者を持たなければいい、と結論づけている。私も西谷が挙げた両方の指導者には反対しているが、ことはそう単純ではない。今回のイスラム国を育てた誘因は、ブッシュが起こしたイラク戦争にあることは間違いない。けれど、背景には、グローバリゼーションの進展による南北間の格差の増大や、ヨーロッパの移民問題、クルド人問題や、2010年からチュニジアで始まったジャスミン革命を起点とするアラブの春、と呼ばれる運動など、多面的な要素がある。これを相も変わらず「アベ政治を許さない」というスローガンに収斂させて論じるのは、問題を単純化、矮小化し、ことの本質を見えなくする。シリアやイラク、そしてアフリカでの「ボコ・ハラム」による少女集団誘拐事件など、いま、世界で同時進行で起きている事態をもっと直視せよ、と言いたい。西谷修は「中東問題の第一人者」としてしばしば論壇に登場するが、論の中身を読むと、評論家然とした、どこか空疎で当事者感覚を無くした悪しき教養主義が見え隠れするものが多い。知の衰退を嘆く。追記神保太郎の「メディア批評」はよかった。このコーナーで紹介されている『ニューズウィーク日本版』のウェブサイト掲載コラム川上泰徳の「パリ同時多発テロを戦争へと誘導する未確認情報の不気味」は興味深かった。テロ現場で落ちていた犯人のものとされるシリアの偽装パスポートの不自然さを指摘しフランスなど有志連合によるIS空爆を激化させたい「政治的意図」が読み取れる、という。つまり、テロのISによる直接的な指揮は疑問で、パリのテロを利用したフランスの謀略があることを、このコラムではにおわせている。いままで、私は『ニューズウィーク』という雑誌を馬鹿にしていたが、この記事は面白い。一読をお勧めする。