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電子ブック辺境図書館無料ダウンロード

2021.01.02 00:59

辺境図書館

によって 皆川 博子



4.1 5つ星のうち(4人の読者)


電子ブック辺境図書館無料ダウンロード - 内容紹介知れば知るほど読めば読むほど好きになる。《この辺境図書館には、皆川博子館長が蒐集してきた名作・稀覯本が収められている。知らない、読んだことがない、見つからない――。そんなことはどうでもよろしい。読みたければ、世界をくまなく歩き、発見されたし。運良く手に入れられたら、未知の歓びを得られるだろう。(辺境図書館・司書)》小説の女王・皆川博子が耽溺した、完全保存版ブックガイド。(書き下ろし短編も収蔵)内容(「BOOK」データベースより)最期の日まで、本に溺れる。小説の女王が耽読した、妖しくも美しい本の数々。書き下ろし短編「水族図書館」も収蔵。商品の説明をすべて表示する

辺境図書館の詳細

本のタイトル : 辺境図書館

作者 : 皆川 博子

ISBN-10 : 4062205351

発売日 : 2017/4/19

カテゴリ : 本

ファイル名 : 辺境図書館.pdf

ファイルサイズ : 27.68 (現在のサーバー速度は27.59 Mbpsです

以下は、辺境図書館に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

私は嗜虐性・諧謔性に富んだ作者のミステリ、幻想小説及び怪奇小説の混淆の様な作品を愛好しているが、本書は、そんな作者が、世間には余り知られていないが、"偏愛"している作家(28名)・作品を紹介したもの(章の総数は25)。恥ずかしながら、私はこの内、既知だった作家は佐藤亜紀氏とダンセイニ(ただし、ミステリ作家として)の2名だけだったが、負け惜しみを言えば、それだけ読む価値があったと言えるかも知れない......。付言しておくと、勿論、各章では他の関連作家も紹介され、この作家群の連鎖も楽しめる。作者が作家・作品の紹介をしている書に対して、私が更に紹介・書評しても能もなければ、意味もないが、全体の雰囲気だけ。まず、目を惹くのが、原文(邦訳)の引用が多い点である。これは、作者が本書中で述べている、「作家は何を書くかより、どう表現するかが重要」、との主張の反映であろう。作者のファンの方には先刻ご承知だとは思うが、虚構(幻想・幻視・夢想)と現実、絶望と救済、神話と史実、崇高と悪徳、静謐と暴力、錬金術(オカルト)と科学といった様々な対立軸(あるいは表裏一体)を"偏愛"している事が窺える。やや意外だったのは、戦争とヒトラーに関する記述が多い点である。太平洋戦争終戦時、作者が15歳の多感な少女だった事もさりげなく強調され、この時、(紹介されている作家も含めて)大きな価値観の転換が起こった事が綴られている。この辺が「straightforward」ではない作者の作風の原点とも思われ、最近の代表作に1800~1900年代のヨーロッパを扱った作品が多い由縁とも思われた。上で、「引用が多い」と書いたが、勿論、各章では作者の思惟がシッカリと綴られている。その意味では、本書は作者の短編集とも捉えられる(実際、掉尾に作者の短編が載っている)。本書を読んで興味を惹かれた幾つかの作品があったが、作者の言に依れば、残念ながら現在では入手困難な作品が多い由。それでも検索を試みてみようと思わせる魅力的な"偏愛"作家・作品紹介書である。