Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

伊勢神宮の祭典

2018.04.27 04:04

https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kinen.html 【祈年祭・新嘗祭】 より

春には祈年祭で豊作を祈り、秋には新嘗祭で収穫に感謝

『日本書紀』に天照大御神が斎庭の稲穂を天孫瓊瓊杵尊に授けられたことが記され、そこに日本の始まりが位置づけられることは大きな意味を持ちます。春に豊作を祈り、秋の収穫に感謝する稲作を中心とした営みを、日本人は2000年以上繰り返して来ました。天皇陛下から国民に至るまで神を祀ることは日本の大切な文化です。

令和3年の予定

祈年祭 2月17日(水)

■外宮(豊受大神宮)   大御饌 午前4時    奉幣 午前7時

■内宮(皇大神宮)    大御饌 午前11時    奉幣 午後2時

新嘗祭 11月23日(火・祝)

■外宮(豊受大神宮)   大御饌 午前4時    奉幣 午前7時

■内宮(皇大神宮)    大御饌 午前11時    奉幣 午後2時

青字:用語説明を表示します

祈年祭の由緒と沿革

祈年祭は春の耕作始めにあたり、五穀豊穣を祈るお祭りで、「としごいのまつり」とも呼ばれます。「とし」とは稲の美称であり、「こい」は祈りや願いで、お米を始めとする五穀の豊かな稔りを祈ることを意味します。稲の育成周期が日本人の一年といえます。

農耕が生活の中心であった時代、豊作を祈ることは国家の安泰、国民の繁栄を祈ることに他なりませんでした。そのため祈年祭は国家規模で執り行われ、平安時代の『延喜神名式』によると、神宮を始め全国2,861社の神々に幣帛が奉られていました。特に神宮には天皇が勅使を差遣されてお祭りを行われており、朝廷の崇敬のほどが窺われます。

神宮神田で収穫された新穀

新嘗祭の由緒と沿革

新嘗祭は「しんじょうさい」ともいい、「新」は新穀を「嘗」はお召し上がりいただくことを意味し、収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りします。

現在、このお祭りは毎年11月23日に宮中を始め、日本全国の神社で行われていますが、特に宮中では天皇陛下が自らお育てになった新穀を奉るとともに、御親らもその新穀をお召し上がりになります。収穫感謝のお祭りが11月下旬に行われるのは全国各地での収穫が終了する時期に、御親祭を行われたためと考えられています。

神宮では神嘗祭で新穀が奉られるため、新嘗祭はありませんでしたが、明治5年に勅使が差遣されて行われたのが始まりです。


https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/ 【恒例祭典】より

⾏事‧催し

毎⽇(⽇別朝⼣⼤御饌祭)

⼤⿇(お神札)、暦に関する祭典

1年間の恒例祭典を⼀覧にまとめています。

参拝時間内の祭典については、参道などから奉拝できます。参拝停⽌後の夜間の祭典については、奉拝できません。

参拝時間について

1月

1⽉1⽇ 歳旦祭

午前4時 豊受大神宮

午前7時 皇大神宮

新玉の年の始めを寿ぎ、皇室の弥栄・五穀の豊穣・国家の隆昌・国民の平安をお祈りする新年最初のお祭りで、若水をはじめ、御飯・御酒・海・川・山・野の種々の神饌をお供えします。

1月3日 元始祭

午前4時 豊受大神宮

午前7時 皇大神宮

年の始めにあたり、宮中三殿において天皇陛下御親ら皇位の元始を祝い奉るお祭りを執り行われるのにあわせ、神宮では両宮をはじめ諸宮社にお祭りを奉仕し、皇位の無窮をお祈りします。

1月7日 昭和天皇祭遙拝

午前8時

皇居内の皇霊殿において、昭和天皇祭が執り行わせられるのにあわせ、神宮では大宮司以下が遙拝式を行います。

1月11日 一月十一日御饌

午前10時 皇大神宮

内宮正宮の四丈殿において、天照大御神・豊受大御神をはじめ、諸宮社のすべての神々に御饌を供進し、一年に一度神々が大御神と共に御饌を共にされるお祭りです。また午後1時頃より内宮五丈殿では日本古来の歌舞「東遊」が奏行されます。

1月31日 大祓

午後3時

2月の祈年祭に先立ち、大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。

2月

2月11日 建国記念祭

午前7時 豊受大神宮

午前11時 皇大神宮

神武天皇が橿原の地(奈良県)に宮を建てて、初代天皇に御即位された日を我が国のはじめとしてお祝いし、両正宮をはじめ諸宮社に大御饌をお供えしてお祭りを執り行い、我が国の平安・発展をお祈りします。

2月17~23日 祈年祭

豊受大神宮

大御饌 2月17日 午前4時

奉幣  2月17日 午前7時

皇大神宮

大御饌 2月17日 午前11時

奉幣  2月17日 午後2時

祈年祭は「としごいのまつり」とも言い、天皇陛下が春の耕作始めの時期にあたり五穀の豊穣をお祈りされるのに際し、神宮では天照大御神をはじめとする神々にお食事をお供えする大御饌の儀が行われ、続いて勅使が天皇陛下の幣帛を奉る奉幣の儀が行われます。祈年祭は両正宮に引き続き2月23日まで、すべての宮社で執り行われます。

2月23日 天長祭

午前7時 豊受大神宮

午前10時 皇大神宮

天皇陛下の御誕生日をお祝いして、御長寿並びに国民の平安をお祈りするお祭りです。

3月

3月春分の日 春季皇霊祭遙拝

午前8時

歴代天皇・皇后・皇親等の御霊をお祀りする皇居内の皇霊殿において、天皇陛下御親ら春季皇霊祭を執り行わせられるのにあわせ、神宮では大宮司以下の神職が遙拝式を行います。

3月春分の日 御園祭

午前10時

神宮のお祭りにお供えする御料の野菜・果物の豊かな稔りと農作業に携わる人々の安全を祈念し、あわせて全国の農作物の成育と農業の発展をお祈りします。

4月

4月上旬 神田下種祭

午前9時

神嘗祭をはじめ、諸祭典にお供えする御料米の忌種を神田に蒔くお祭りです。

4月3日 神武天皇祭遙拝

午前8時

宮中の皇霊殿において、神武天皇祭が執り行われるのにあわせ、神宮では大宮司以下が遙拝式を行います。

4月30日 大祓

午後3時

5月の神御衣祭に先立ち、大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。

5月

5月1日 神御衣奉織始祭

午前8時

5月14日の神御衣祭に奉る和妙(絹布)は神服織機殿神社、荒妙(麻布)は神麻続機殿神社のそれぞれの八尋殿において奉織されます。奉織始祭では、和妙・荒妙の神御衣が清く美しく織り上がるようにお祈りをささげ、地元有志の奉仕によって清浄のうちに織り立てが行われます。

5月13日 神御衣奉織鎮謝祭

午前8時

和妙と荒妙の神御衣が美しく織り上がったことに感謝をささげる鎮謝のお祭りが、神服織機殿神社と神麻続機殿神社で行われます。織り上がった和妙と荒妙は内宮に運ばれ、5月14日の神御衣祭で奉られます。

5月14日 風日祈祭

午前5時 豊受大神宮

午前9時 皇大神宮

両正宮をはじめ諸宮社の大御前に御幣・御笠・御蓑を奉り、天候が順調で風雨の災害がなく、五穀の稔りが豊かであるようにお祈りします。

5月14日 神御衣祭

正午 皇大神宮

皇大神宮と別宮荒祭宮の大御前に神服織機殿神社、神麻続機殿神社で古式のままに奉織された和妙と荒妙を、高天原の古事に因んで奉るお祭りです。毎年5月と10月の14日に行われます。

5月31日 大祓

午後4時

6月の月次祭に先立ち、大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。

6月

6月1日 御酒殿祭

午前10時

内宮神楽殿の東側に隣接する御酒殿において、6月の月次祭の由貴大御饌にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう祈願し、あわせて全国酒造業の繁栄をお祈りします。

6月15日 興玉神祭

月次祭の奉仕にあたり、御卜に先立ち内宮御垣内西北隅に鎮座する地主の神、興玉神をお祀りします。

6月15日 御卜

午後6時 皇大神宮

月次祭奉仕の神職が、奉仕直前に神の御心にかなうかどうかをおうかがいする行事です。

6月15~25日 月次祭

豊受大神宮

由貴夕大御饌 6月15日 午後10時

由貴朝大御饌 6月16日 午前2時

奉幣     6月16日 正午

皇大神宮

由貴夕大御饌 6月16日 午後10時

由貴朝大御饌 6月17日 午前2時

奉幣     6月17日 正午

6月の月次祭は、10月の神嘗祭、12月の月次祭と共に「三節祭」と呼ばれる神宮の最も由緒深い祭典です。

浄闇の中、午後10時と午前2時の二度にわたって由貴大御饌の儀が、明くる正午には奉幣の儀が行われ、皇室の弥栄、五穀の豊穣、国家の隆昌、並びに国民の平安を祈願します。

祭典は、両正宮に引き続き6月25日まで、別宮をはじめ摂社、末社、所管社に至るすべてのお社において行われます。

6月30日 大祓

午後4時

6月の大祓は「夏越の祓」とも言われ、古くから12月の大祓と共に全国の神社でも行われています。大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。また同日神宮司庁等ですべての神宮の職員を祓い清めます。

8月

8月4日 風日祈祭

午前5時 豊受大神宮

午前9時 皇大神宮

農作物の成育期にあたり、天候が順調で風雨の災害もなく五穀の稔りが豊かであるよう、御幣を捧げてお祈りするお祭りです。

9月

9月上旬 抜穂祭

午前10時

10月の神嘗祭をはじめ、諸祭典にお供えする御料米の初穂を抜き奉るお祭りです。忌鎌で稲を刈り、その穂を一本ずつ抜いて束ね、内宮は御稲御倉に、外宮は忌火屋殿内に奉納し祭典前にお下げします。4月の神田下種祭と共に神嘗祭に付属するお祭りです。

9月秋分の日 秋季皇霊祭遙拝

午前8時

歴代天皇・皇后・皇親等の御霊をお祀りする皇居内の皇霊殿において、天皇陛下御親ら秋季皇霊祭を執り行わせられるのにあわせ、神宮では大宮司以下の神職が遙拝式を行います。

9月30日 大祓

午後4時

10月の神嘗祭に先立ち、大宮司以下の神職と楽師を祓い清める儀式です。

10月

10月1日 御酒殿祭

午前10時

内宮神楽殿の東側に隣接する御酒殿において、神嘗祭の由貴大御饌にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう祈願し、あわせて全国の酒造業の繁栄をお祈りします。

10月1日 神御衣奉織始祭

午前8時

10月14日の神御衣祭に奉る和妙(絹布)は神服織機殿神社、荒妙(麻布)は神麻続機殿神社のそれぞれの八尋殿において奉織されます。奉織始祭では、和妙・荒妙の神御衣が清く美しく織り上がるようにお祈りをささげ、地元有志の奉仕によって清浄のうちに織り立てが行われます。

10月5日 御塩殿祭

午前10時

神嘗祭を始め、全ての祭典にお供えする堅塩を焼き固める際のお祭りで、あわせて全国の塩業の繁栄をお祈りします。また、5日から9日までの5日間、御塩殿で荒塩を三角錐形の土器につめて焼き固めます。

10月13日 神御衣奉織鎮謝祭

午前8時

和妙と荒妙の神御衣が美しく織り上がったことに感謝をささげる鎮謝のお祭りが、神服織機殿神社と神麻続機殿神社で行われます。織り上がった和妙と荒妙は内宮に運ばれ、10月14日の神御衣祭で奉られます。

10月14日 神御衣祭

正午 皇大神宮

皇大神宮と別宮荒祭宮の大御前に神服織機殿神社、神麻続機殿神社で古式のままに奉織された和妙と荒妙を、高天原の古事に因んで奉るお祭りです。毎年5月と10月の14日に行われます。

10月15日 興玉神祭

神嘗祭の奉仕にあたり、御卜に先立ち内宮御垣内西北隅に鎮座する地主の神、興玉神をお祀りします。

10月15日 御卜

午後5時 皇大神宮

神嘗祭奉仕の神職が、奉仕直前に神の御心にかなうかどうかをおうかがいする行事です。

10月15~25日 神嘗祭

豊受大神宮

由貴夕大御饌 10月15日 午後10時

由貴朝大御饌 10月16日 午前2時

奉幣     10月16日 正午

御神楽    10月16日 午後6時

皇大神宮

由貴夕大御饌 10月16日 午後10時

由貴朝大御饌 10月17日 午前2時

奉幣     10月17日 正午

御神楽    10月17日 午後6時

神嘗祭は、6月・12月の月次祭と共に「三節祭」と呼ばれ、神宮の最も由緒深い祭典です。浄闇の中、午後10時と午前2時の二度にわたって由貴大御饌の儀が行われ、神宮神田で清浄に栽培された新穀の御飯・御餅・神酒を始め、海の幸、山の幸をお供えし、明くる正午には、勅使をお迎えして奉幣の儀を奉仕します。お祭りでは秋の実りに感謝申し上げ、皇室の弥栄、五穀の豊穣、国家の隆昌、並びに国民の平安を祈願します。

神嘗祭は、両正宮に引き続き25日まで、別宮を始め、摂社・末社・所管社に至るすべてのお社において行われます。なお、両宮の内玉垣には天皇陛下から奉られた御初穂を始め、各地の農家から寄せられた稲束(懸税)が奉献されます。

10月31日 大祓

午後3時

11月の新嘗祭に先立ち、大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。

11月

11月23~29日 新嘗祭

豊受大神宮

大御饌 11月23日 午前4時

奉幣  11月23日 午前7時

皇大神宮

大御饌 11月23日 午前11時

奉幣  11月23日 午後2時

宮中の神嘉殿において、天皇陛下御親ら新嘗祭を執り行わせられるのに際し、神宮へ勅使を御差遣になり幣帛が奉られます。

神宮では天照大御神をはじめとする神々に神饌をお供えする大御饌の儀が行われ、続いて勅使が天皇陛下の幣帛を奉る奉幣の儀が行われます。新嘗祭は両正宮に引き続き11月29日まで、すべての宮社で執り行われます。

11月30日 大祓

午後3時

12月の月次祭に先立ち、大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。

12月

12月1日 御酒殿祭

午前10時

内宮神楽殿の東側に隣接する御酒殿において、12月の月次祭の由貴大御饌にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう祈願し、あわせて全国酒造業の繁栄をお祈りします。

12月15日 興玉神祭

月次祭の奉仕にあたり、御卜に先立ち内宮御垣内西北隅に鎮座する地主の神、興玉神をお祀りします。

12月15日 御卜

午後4時 皇大神宮

月次祭奉仕の神職が、奉仕直前に神の御心にかなうかどうかをおうかがいする行事です。

12月15~25日 月次祭

豊受大神宮

由貴夕大御饌 12月15日 午後10時

由貴朝大御饌 12月16日 午前2時

奉幣     12月16日 正午

皇大神宮

由貴夕大御饌 12月16日 午後10時

由貴朝大御饌 12月17日 午前2時

奉幣     12月17日 正午

12月の月次祭は、10月の神嘗祭・6月の月次祭と共に「三節祭」と呼ばれる神宮の最も 由緒深い祭典です。

浄闇の中、午後10時と午前2時の二度にわたって由貴大御饌の儀が、明くる正午には奉幣の儀が行われ、皇室の弥栄、五穀の豊穣、国家の隆昌、並びに国民の平安を祈願します。

祭典は、両正宮に引き続き12月25日まで、別宮をはじめ摂社、末社、所管社に至るすべてのお社において行われます。

12月31日 大祓

午後3時

新年を迎えるにあたり、大宮司以下の神職・楽師を祓い清める儀式です。また同日神宮司庁等ですべての神宮の職員を祓い清めます。

常典御饌

毎⽇ ⽇別朝⼣⼤御饌祭

朝‧⼣

日別朝夕大御饌祭は常典御饌とも呼ばれ、朝と夕の二度、外宮の御饌殿で御飯、御⽔、御塩などを内宮と外宮、別宮それぞれのご祭神に奉り、「国安かれ、⺠安かれ」との祈りと感謝を捧げるお祭りで、外宮の御鎮座以来、約1500年間つづけられています。

大麻(お神札)、暦に関する祭典

1月上旬 大麻暦奉製始祭

午前10時

神宮大麻(神宮の神札)と神宮暦の奉製を始めるにあたり、大御神の御加護のもとに滞りなく行われるようお祈りします。

3月5日 大麻暦頒布終了祭

午前10時

全国崇敬者にお頒けする大麻と暦の頒布終了を奉告するお祭りです。

4月中旬 大麻用材伐始祭

午前10時

神宮大麻の御用材を伐り始めるお祭りです。

9月17日 大麻暦頒布始祭

午前10時

新年を迎えるにあたり、神宮大麻を氏神の御神札と共に神棚におまつりして、大御神様の御恵をいただき、国家の隆昌・家内の安穏をお祈りするのは、われわれ日本人が祖先から受け継いできた慣わしです。

神宮では、神社本庁、各都道府県の神社庁を通じて、年末までに神宮大麻と神宮暦を全国崇敬者の各戸へ頒布しますが、これに先立ち内宮神楽殿において、全国の神社庁代表者参列のもとに大麻暦頒布始祭が執り行われます。

12月下旬 大麻暦奉製終了祭

午前10時

神宮大麻(神宮の神札)と神宮暦が滞りなく奉製し終えたことを奉告するお祭りです。

随時 大麻修祓式

清浄に奉製されたお神札やお守りなどをお祓いする式です。

恒例祭典