ヨガの好きなアーサナは何ですか?
たまに好きなアーサナ(ポーズ)は何ですか?と質問されることがあります。生徒さんからの時もあれば、新しいスタジオに勤務するときに面接(ヨガ業界ではなぜかオーディション、と言ったりする)で聞かれることもあったし、ティーチャートレーニングの時にも聞かれた事あったなあ。
ヨガでは、「好き」「嫌い」という考えは心を乱す根源になるので、物事を好き嫌いで見ずに、ニュートラルに捉えなさい、という教えがあるものの、やっぱり、「好きなアーサナはなんですか?」と聞きたくなるんですね。だって、ヨガのインストラクターっていろんなアーサナ知ってて難しいポーズもできて、その中で何が好きなんだろうってなんで好きなんだろうって、ヨガが好きで熱心に練習していると、自然と興味が湧くものですよね。
私はいつもなんだろう〜って返事に困っていました。苦手なアーサナならすぐにたくさん出てくるけど、好きなアーサナねえ。。と。
でも、今は、アド・ムカ・シュヴァーナサナ、下向きの犬のポーズ、通称ダウンドッグ、が好きなアーサナと思います。
こんなに練習するアーサナはないっていうくらい、練習するアーサナですよね。だから自分の今日の身体をチェックすることが出来る。そして、あらゆる要素が詰まったアーサナだから、一つ一つ丁寧に見ていく。腕は外向きに回して、胸椎を入れる、坐骨はそっと左右に広げる、膝は引き上がる。。などなど。。今日の練習のテーマによってその要素の一つや二つにフォーカスして取り込んだりもする。。だから完成形というものもない様に思う、毎回違い、毎回これで良いかわからない、だから楽しいし、ワクワクするアーサナと思います。
本当に、こんなにいっぱい練習してるのに、いつか納得するダウンドッグができるようになるんだろうか?と思ったことも100万回くらいあったけど、今は好き嫌いを超えて、結果に執着することなく、ダウンドッグを楽しんでいます。