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きらっとあおりの作品紹介

シチュエーションボイスシナリオ1

2021.04.27 13:29

家でくつろぐ同棲中の主人公と彼氏(語り手)

「ふあぁ〜っ(あくび)

退屈だと眠くなってきちゃうなあ。

ねえ、今日も家で過ごすの?」

(カーテンを開ける音)

「わあ、見て!今日すっごくいい天気だよ?

こんな日に一日中家にこもってちゃあ勿体ないよ。

…なになに?天気のいい日に限って家で過ごすのはあるあるだって?

もう!そんなこと言ってる場合じゃないよ!

ほら、一緒に外!行こう!」

「スーッ、ハア〜(深呼吸)

ん〜、やっぱり外の空気はおいしいね!

ね、そう思わない?

…そんな嫌そうな顔しなくてもいいじゃん。

ふてくされた幼稚園児みたい。

ああ、ごめんごめん、怒らないでってば!」

「あっ、もう帰る気でいるでしょ。

そっちの道は家までの最短ルートだもんね。

せっかくなんだからさ、遠回りして公園に寄っていこうよ。

ブランコとかさ、たまに乗りたくならない?

なに?幼稚園児は僕の方だって?

あはは。確かに僕って子どもっぽい所あるかもしれないね。

でも、いつまでも子どもの心を忘れないって大事なことじゃない?」

「あー!タンポポの綿毛だ!

僕これ吹いて飛ばすの小さい頃好きだったんだよね。

ふーーっ、ふーーっ

ほら、君もやってみて。

あはは、上手上手!」

「久しぶりの公園だあ!

…だあれもいないね。やったあ!僕たちの貸切だ。

ねね、全部遊んでいこうよ。童心に返ってさ」

「まずはすべり台。

僕のあとをついてきてね。

どうしたの?そんなに僕にしがみついて。

えっ?高所恐怖症なの?

へ〜。怖がってる君も可愛いな。

大丈夫。一緒に滑れば怖くないよ。

いくよっ、それっ!」

「今度は鉄棒にしよう。

鉄棒は得意だったの?

それは期待が高まるね。

定番の逆上がりを披露してくれるの?

あっでも気をつけなきゃダメだよ?だって…あぁっ!

…もう、パンツが丸見えだったよ?

今更恥ずかしがっても遅いからね」

「締めはやっぱりブランコでしょ!

うん、ずっと乗りたがってたけど最後にした。

僕、好きな物は最後に取っておくタイプだからね。

…僕のワガママに付き合ってくれてありがとうね。

楽しかったって?でしょ??

これを機に、たまにはまた一緒に散歩しようよ。

じゃ、そろそろ帰ろっか。

えっ?まだ行きたい所があるの?

仕方ないなあ。どこ行くの?

最初は君全然乗り気じゃなかったのに、立場逆転だね。

…ちょっと!速いよ。僕を置いてく気?

待ってってばー!!」