自分成分の交換
新型コロナの影響で、エアロゾルという言葉を聞くようになりました。
エアロゾルとは、気体中に浮遊している小さな液体や固体の粒子のことです。
咳やくしゃみをしたり話したりすると、飛沫が放出されます。
大きな飛沫は短い距離しか飛びませんが、水分が蒸発して軽く小さくなった粒子は長時間空気中を漂い、部屋中に広がります。
そこにウイルスが含まれている場合、それを吸った人が感染する可能性がある、と。
解りやすく映像化したものをニュースなどで観る機会も増えましたね。
感染症に無頓着だった頃には考えもしなかった(かもしれない)ことに、今では多くの方が敏感です。
昔からずっと思っていたのです。
私たちの体の約60%は水分だといわれます。
この水分だって私なんじゃない?って。
水が情報を蓄えるかどうかには賛否ありますが、私は蓄えると考える派です。
私を構成している水分や何かしらの物質は、話したり鼻や口や皮膚で呼吸したりすることで私の情報を含んで空気中に放出され、漂い、あなたがそれを吸って、あなたを構成する成分になる。
つまり、さっきまで私だったものが、あなたの一部になる。
あなたが放った成分にはあなたの情報が乗っていて、空気中に放たれたそれを私は吸って、あなただったものが私の一部になる。
人とコミュニケーションを取れば、何かしら気持ちの交流は生まれます。
よく「私たちは繋がっている」なんていいますが、概念的なものではなく、物理的レベルで自分を構成している成分を交換しているのではないでしょうか。
自分が吐くものに無頓着だった人にも、エアロゾル感染になぞらえたら今なら伝わるかもしれません。
腹の黒いものを吐くと黒いエアロゾルが漂って、周囲も黒く染まっちゃうよと。
とはいえ、吐かずにいられないこともある訳で。
黒いものを吐きがちな自分を反省しつつ、換気に努めます!
明日はバラ色も吐いてみようかしら。
【我が家のつるバラ アンジェラ 満開です】