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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

「所得税」と「住民税」のちがい

2021.04.27 14:22

タイトルを読まれて「そんなの当たり前」と思われた方は多いかも

しれませんね。

ただ、普段税金の話をするときは無意識に「所得税」のことを言って

いることが多いのではないでしょうか。


身近な話でいいますと、パートタイマーで働く主婦の方が

税金を払わなくていいのは年収いくら以下でしょうという場合、

一般的には「年収103万円以下」ということになります。

但し、これは「所得税」の場合。


「住民税」は年収98万円以下が正解です。

何故「所得税」と「住民税」で差があるのかといえば

「基礎控除額」が違うからです。


「所得税」の場合「基礎控除額」は48万円ですが、

「住民税」の「基礎控除額」は43万円です。

「給与所得控除」は55万円なので

「所得税」の場合 55万円 + 48万円 =103万円

「住民税」の場合 55万円 + 43万円 =98万円

となり「所得税」の場合年収が103万円以下、

「住民税」の場合は年収が98万円以下であれば

所得は0ということになり税金はかからないということになります。


「副業」の場合は所得が20万円以下であれば「確定申告」は不要となり

「所得税」はかかりません。

一方「住民税」は所得が20万円以下でも申告の必要があります。

このあたりはお住まいの自治体に確認して下さいね。