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ヘバーデン結節と痛み

2021.04.27 21:53

プラシーボと言われれば完全なプラシーボです。しかし、一般的な意味のプラシーボとは違います。

一般的なプラシーボの意味は思い込みです。


思い込みではなく、思い方を変える。そしてそれを洗練させていくと脳に何らかのスイッチが入るのではないかと思います。科学的な証拠は一切ありませんが、現象が起こるという事実は事実として、それを活性化させる手段があるはずです。

もちろん、システムをうまく構築しないと、ベテランでもこのような現象を起こすことは不可能ですが、手順さえ踏んでいけば、こんなこともできるということがわかります。


どのようにスイッチを入れるか?

これを更に研究していくことが必要です。


まずは、身体の状態をよく観察する方法を探ることです。異常部位(他と違う部位)がわからなければ、それが変化したら何が起こるのかを予測することは不可能です。これを疎かにしているから、発展性がないと言われる訳です。あくまでも異常という捉え方ではなく、他と違う部位や動き、その方向等々を明確にしていくことです。つまり病気の診断ではないので、あくまでも状態の観察です。


感覚の科学なので、どう感じるかは人それぞれ違いがあります。術者のレベルによっても違いがありますので、誰がやっても同じにはなりません。異常を察知する能力を常にあげていくこと、つまり術者が変わることが求められます。術者自身が変わろうとしないと東洋医学(感覚の医学)は成立しません。だから変わろうとしない人は批判だけします。よく言われる科学的根拠がないという言い方です。


異常の部位がわかったら、それと症状がどのように関連しているかを明確にし、それに合う刺激をしていく訳です。

指の痛みとは全く無関係のように思える刺激部位を僅かに行うだけでも効果を得られるのを実感します。また、全てが良くなるのではありません。調整後も残る異常が必ずあります。

一つの異常は、複雑に絡み合って起こっているので、一つの原因だけではないということを意味しています。

また術者だけの努力で良くなるものでもありません。患者さんもやるべきことをやる必要があります。それも方法があります。


決してa=bではないということです。


このような現象があるということを事実は事実として認め発展させていくことが必要不可欠になってくると思います。現代の科学的と言われていることは物質科学です。物質を超えた世界があり、それを用いないと良くなっていかないものがあるということが、物質科学を突き詰めると、徐々にわかってくるのではないかと思っています。

現代科学が、きっとそのレベルに達しているのだと思います。科学は科学として認め、それを超える何かも認めていく必要があるということです。