Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

cherouite〜シャルウィット〜

あなたは本当に自分らしく生きてる?

2021.04.28 10:51

私は大人になってから、ずっとモヤモヤしていました。

どうして日本人は自分のしたいことをしたいようにできないんだろう。

そう、私自身がその日本人だったのです。人の目を気にしてばかり。


マイペースで自由に生きて来たように見られる私でも、自分が本当にしたいことを思いっきりすることはできなかった。結婚して子どもができたら、それは尚のこと。


本当はもっと大胆な色使いやデザインのお洋服だって着たいし、人とは被らない生き方がしたいのに勇気がなかった。


そんなときモロッコのボ・シャルウィットに出会いました。


その色合わせや柄の自由なこと!

きちんと左右対称で整ったモノづくりをする日本人の感性とはかけ離れた感覚。アートを感じました。

と同時に「もっと自由でいいんだよ」そう言われたような気がしたのです。


子どもの頃から布の切れ端のほつれた風合いが好きだった私は、すぐにこのラグの虜になりました。


そして、そのボ・シャルウィットが産まれるエピソードがまた興味深かった。


モロッコの先住民族であるベルベル人たちが伝統的に織っているこのラグは、女性たちが使い古したシーツや着古した服などを割いて何ヶ月もかけ大きな一枚に仕上げていき、娘がいる家ではそれを嫁入り道具として持たせるのだとか。


なんてサスティナブルでステキな伝統だろうと、さらにボ・シャルウィットの魅力に引き込まれていきました。


はじめは広島に住むベルベル人の男性と結婚したある女性が、ネットでこのラグを販売していただけでした。もちろん巷には出回っていませんし、その存在を知る人もいなかった。すごく欲しかったけれど数万円もするラグ。実物を見ずにネットで購入することはできませんでした。


そうこうしているうちに香川県のある若い女性がボ・シャルウィットの実店舗を出すことを知り、すぐに彼女のPOP UPにお邪魔しました。

不思議なことに彼女は、以前からネットで見て一番惹かれていたある一枚を出してきて、「このラグがお客様のイメージに合います」と言ったのです。運命的なものを感じ、その1枚を買って帰ったのが始まりでした。


その後、彼女の店でボ・シャルウィットのワークショップにも参加し、本場とほぼ同じ織り方を教えてもらいました。


それからコースターほどの小さなマットを作り始め、マットをアレンジしてヘアゴムを作り美容師さんにプレゼントしたところ、お店に置いてほしいと言われヘアゴムを作るようになりました。すると今度はイヤーアクセサリーは作れないかと聞かれてピアスやイヤリングを作り始め、ある日、毛糸ではなく布で作るボンボンを考案したのです。


自分が本当に着たい服を着られなかった当時の私のような日本の女性に向けて、「もっと自由に生きよう!」「もっと自分が好きな服を着よう!」というメッセージを込めて製作していましたが、きっとそれは自分自身に一番送りたい言葉だったのだと思います。


そんなある日“エシカル”という言葉に出会ったのです。


常に流行が激しく入れ替わるファッション業界。ファストファッションの到来も重なって、華やかに見える裏側ではどんどん搾取されて人並み以下の生活を強いられる人々がいる現実を知りました。

そんなファッション業界の闇を知った私は、“おしゃれをすること=エゴ”の常識を変えたいと思いました。


自分が本当に好きで、自分の中にしっくりとくるものなら、きっと長く使い続けられるはず。流行を追うのでは無く、自分を表現するものとしてファッションを捉えられたら。


“人の目を気にしてしまう=周りと比較して型にはめて評価してしまう”風潮を変えたい。日本の女性に、もっと自由に自分らしく生きてほしい。


私一人がそんな思いで“ものづくり”をしたとて、なんの影響にもならないかもしれないけれど、「小さな今日の一歩が未来を作る」と信じて、“自分らしい”を求める日本の女性を応援するアクセサリーで、ファッション業界の闇を伝えて世の中の人々の意識を少しでも変えるきっかけになるブランドを作ると決めました。


コロナで出店が叶わず時間ばかり増えた昨年。自分と向き合い、ブランド立ち上げ当時のことを振り返り、今一度、cherouiteを見つめ直すことができました。


そんなcherouiteを少しでもたくさんの顧客さんに知ってほしい。そのために個展をしよう!そう思い立ったときには、もう行動に移していました。


みなさんは今、自分らしく生きていますか?